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スポーツ外傷・障害

スポーツ外傷・障害

 

膝前十字靭帯断裂

膝前十字靭帯。よくACL(Anterior Cruciate Ligament)と略されて呼ばれています。この靭帯、膝の中で最も重要な靭帯です。ジャンプの着地や切り返し動作で、着いた足の裏の位置より膝が内側に入る(いわゆるknee in)と受傷しやすくなります。プロスポーツ選手では多くの方が受傷し、靭帯を再建する手術をしています。

 

この靭帯を断裂してしまうと、膝がガクッとぐらついたり(giving wayともいう)、膝が抜けたような感覚が認められます。断裂したまま、運動を続けていると、二次的に半月板などの軟骨損傷を引き起こし、やがては変形性膝関節症を惹起します。そう、30歳代40歳代でおじーちゃんおばーちゃんの膝になってしまうのです。

 

そうならないためにも、この靭帯に関しては手術療法をお勧めしています。もちろん、運動を続ける意志のない方や、遊び程度の運動ができればいいという方は保存療法で経過を見ることもあります。しかし、運動をハイレベルでやりたい方は、この靭帯だけは再建の手術をお勧めします。

そのくらい大事な靭帯で、断裂後に靭帯の機能を失ってしまうと大きな問題を起こすのです。

 

切れてしまうと重大な障害を生むため、予防的な運動学習が広く進められています。サッカーの「11+」が有名です。先ほどの受傷しやすい体の動きにならないように徹底的に受傷しにくい体の使い方を覚えこませていきます。そう、膝が内側に入らないような体の使い方を覚えこむのです。これには下半身だけでは不十分です。なので上半身も変えていかなければなりません。

このような受傷しにくい運動指導も当院では行っています。

 

 

足関節捻挫

 

もうしたことが無いという人がいないくらいじゃないでしょうか?そう足首の捻挫です。足を捻ってしまうと多くは外くるぶし側の靭帯を損傷します。最も多いのが、前距腓靭帯(ATFとよく略されます)。この靭帯は足首の安定性に重要な役割を担っています。

 

損傷してしまうと足首の前方方向への緩み(足首から足の指まで全体がつま先の方向へぐらつく)がでます。なのでしっかりと靭帯がくっつくように、初期は固定をします。固定はギプスからサポーター固定まで損傷の程度によって様々です。固定の意味は腫脹(腫れ)の管理が大部分を占めます。腫脹が多くで過ぎてしまったり、長い期間引かないと治りが悪くなります。

 

本来組織修復は、細胞同士がお互いに指令を出して協調して組織修復を促しますが、腫れが多すぎたり、なかなか引かないとこの細胞の指令がうまく出ず、組織修復が進まないのです。そういう意味では治療の初期が大事です。すぐ治るだろうといってほったらかしにしたら手遅れになるかもしれませんね。

 

 

オスグッド・シュラッター病

多くのジュニアアスリートが経験したことがあるのではないでしょうか?みなさんがオスグッドといってるそれです。

オスグッドになる大きな原因としては、太ももの前面にある筋肉、大腿四頭筋の過剰な収縮です。これがなぜ起きるかというと、多くはお尻や太ももの裏の硬さ(特に大殿筋)が原因で起こります。

 

 

 

 

 

 

着地や切り返しなどの瞬間にこの大殿筋等の硬さが邪魔をして、膝関節を曲げようとする力が大きくかかります。この膝を曲げようとする力に負けないように、大腿四頭筋が最大限以上の過剰な収縮をして膝を伸ばし、安定させようとします。やがて大腿四頭筋は耐えられなくなり、一番弱い部分(大腿四頭筋が骨に付着する部分)が損傷してしまいます。その部分が、膝の少し下の部分、そうオスグッドで痛くなるところです。多くの場合このような原因で発症してます。

 

 

 

 

 

 

 

お尻や太ももの裏の硬さをとるようなストレッチや体の使い方を当院では指導し、重症度が高くなければ基本的には運動制限はしていません。体の使い方が上手になり、大腿四頭筋の負担が下がればあまり疼痛は感じなくなるのです。

ただ、間違った運動を続けているとやがて付着部が離開し、最悪の場合手術が必要になることもありますので注意してください。

 

 

 

少年野球肘(リトルリーガーズエルボー)

少年野球肘。野球をされているお子さんやその両親であれば名前くらいは聞いたことがあると思います。しかし、この野球肘という病名は、野球をプレーするお子さんに多く発生したからついた名前であって、他のスポーツに発症しないわけではありません。同様に投球動作のように腕を使うスポーツ(バレー、ハンドボール、バスケットボール、バドミントン、テニスなど)をしていれば受傷する可能性もあります。つまり、何かを投げる動作をしたり、物を打ったりするスポーツであれば発症する可能性があります。

 

 

 

野球肘は大きく「内側型」と「外側型」があります。内側型も種々に別れていますが、ここでは代表的な肘内側側副靱帯損傷について説明します。肘内側側副靱帯損傷は、靭帯実質部、骨の付着部の2種類があります。基本的にはどちらも治るケガとして治療されています。

 

早期復帰を目指した場合に手術がされることがありますが、アメリカでは高校生や中学生にまで手術が行われ、議論を起こしています。手術の名前は「トミー・ジョン」。アメリカのフランク・ジョーブ先生が1974年にトミー・ジョンに行った手術が初めで、この名前がつきました。その後、アメリカで急速にこの手術が普及し、日本でも行われるようになりました。しかし、もともとは再生力がある組織なので、最近は早期復帰を目指すようなプロ野球選手でも保存療法で治療することが増えてきています。

 

 

 

 

 

 

靭帯損傷は基本的には約3週間の安静とその後のリハビリで治療します。リハビリでは運動強度を徐々に上げていくのがポイントです。うまく治療が進めば痛みなく復帰できます。早期復帰を急ぎすぎて中途半端な治療にならないようにしましょう。

 

 

 

リトルリーガーズショルダー(野球肩)

これも野球肘と同じように野球以外でも投げる動作をするスポーツ全般に起こります。小児の骨は骨の両端に骨端線と言って骨が成長する軟骨の部分があります。この部分は、ねじれる力だったり、引き延ばされる力にとても弱い部分です。投球動作等で、繰り返しねじりの外力が加えられたりすると、軟骨部分が離れてきてしまいます。これを骨端線離開といいます。

 

http://kansetsu-life.com/comm_dict_pro/result.html?l=長管骨より引用

 

骨端線離開が起こってしまうと基本的には投球禁止とし安静を保持して、患部が治ってくるのを待つことになります。重症度が低い骨端線離開でも、運動を続けねじれの力や引き延ばされる力が続けて加えられると、骨はやがて耐えられなくなり離開が進行し重症度が上がってしまいます。

 

大事なのは骨端線離開になるまで投げないこと、なってしまったら重症度の低いうちにしっかりと安静にして治すことが大事になってきます。よく気持ちで治すとか気合いで治すぞとか聞きますが、気合いでは絶対に治らない部分です。正しい理解と治療を心がけましょう。

 

 

 

 

肉離れ

肉離れ。よく聞くケガの一つだと思います。具体的にどの組織にどんなことが起きているのかご存知でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

損傷する組織は筋肉です。筋肉の構造が壊れることを肉離れと言います。ですので筋肉の構造を少し紹介します。

 

 

筋肉は筋線維(muscle fiber)がたくさん集まった集合体です。一つ一つは筋膜という膜に包まれています。一度、下の図から筋線維(muscle fiber)を探してみてください。だいぶ細かくなった先にあります。

 

 

https://humananatomyly.com/diagram-of-skeletal-tissue/diagram-of-skeletal-tissue-skeletal-muscle-tissue-labeled-diagram-archives-anatomy-organ/より引用

 

 

この筋線維はさらに細かくみると、筋原線維がたくさんあります。筋原線維はミオシンという線維とアクチンという線維が絡み合った構造をしています。下の図の赤線で囲んだ部分を見てください。青い部分がアクチン、赤い色の部分がミオシンです。

 

 

 

https://humananatomyly.com/diagram-of-skeletal-tissue/diagram-of-skeletal-tissue-skeletal-muscle-tissue-labeled-diagram-archives-anatomy-organ/より引用改変

 

筋肉はこの、2つの線維がお互いに引き寄せることで収縮し関節を動かしています。

 

 

 

 

 

肉離れのもっとも微細な損傷はこの筋原線維内で起こっています。アクチンとミオシンが強く収縮しすぎると、その軸にあたるZ板(Z disc)という組織が引っ張られて壊れます。これが肉離れのメカニズムのひとつです。

 

損傷が大きいと下の図のような筋断裂に繋がりますが、多くの人がここまで損傷して初めて「肉離れ」と思っている人が多いのではないでしょうか?

 

 

 

http://glenferriessc.com.au/injuries-and-conditions/muscle-strain-haematoma/より引用

 

 

もう一度言います。

 

肉離れは筋肉の損傷です。筋断裂以外にも損傷の仕方や損傷程度は様々です。

 

筋肉は筋線維(アクチンとミオシンなど)がたくさん集まって、それぞれが膜に包まれていました。これを筋膜と言いました。筋膜が破れることもあり、これも肉離れのひとつです。なので筋断裂よりも小さく細かい部分で損傷を起こしていることが多々あるのです。

 

損傷が小さくても肉ばなれ、損傷が大きく(いわゆる筋断裂)ても肉離れです。これが肉離れの重症度を表しています。

 

 

小さい損傷なら、1週間程度で緩解するでしょうが、損傷が大きくなるとそうはいきません。3週間以上安静が必要になることもあります。筋組織はもともと治癒能力の高い組織です。ちゃんと治療すればちゃんと治ります。

 

損傷が小さいからといってスポーツを続けると損傷を大きくすることがあります。

 

また、まれに骨化性筋炎(こつかせいきんえん)といって、無理な運動を続けたり、乱暴なリハビリをすると筋肉が骨に変異して治ってしまうことがあります。そう、筋肉の中に骨ができてしまうのです。こうなると、最悪手術も必要になる厄介な病態です。骨化性筋炎にならないようにも適切な治療をしましょう。

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