腰痛の晒し（さらし）固定療法

急性期の痛みが強い時期というのは1％でも多く腰椎（腰の骨、関節、椎間板を含む）にかかる負担を下げることが求められます。

そのためには、腰椎の土台である骨盤から胸郭（胸のあたり）まで固定する必要があります。

晒し固定なら、一般的なコルセットよりも広範囲に固定をすることが可能で、腰椎にかかる負担を下げることができます。

通常、一般的なコルセットでは、幅が足りないために骨盤から胸郭まで広範囲に固定することは不可能です。

オーダーメイドで作成したコルセットなどは、幅が広く固定が可能なものもありますが、一般的ではありません。

晒し固定なら広範囲に固定ができ、動作時の振動やねじれ外力を減らすことができ腰の安定性が得られますので痛みの強い急性期にはとてもおすすめな固定法といえます。

コルセットは綿やベルクロ、硬性素材のプラスティックやアルミの板、など種々の材料を組み合わせて作られているため、当たり感や寝た時の違和感を感じやすくなっています。

晒しは、白木綿で作られており、繊維としては伸びにくく丈夫であり、吸湿性があって肌触りもよい素材となっています。

ですので、

• かぶれやすい
• 蒸れやすい
• 硬いあたり感は苦手

などのお悩みをお持ちの方にも安心してご利用いただけます。