〒470-0331 愛知県豊田市平戸橋町永和131
名鉄三河線「平戸橋駅」から徒歩3分
東海環状自動車道「豊田勘八IC」より車で7分

※土曜日は~18:30まで開院、定休日:木曜午後・日曜・祝祭日
☆第2,3,4,5木曜午前のみ開院、第1木曜日はお休み

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膝蓋大腿関節の痛み(お皿のまわりの痛み)

ひざの前・お皿のまわりが痛むなら、膝蓋大腿関節の痛みかもしれません

膝蓋大腿関節の痛み(膝蓋大腿疼痛症候群)は、ひざのお皿と太ももの骨のあいだの関節に負担がかかり、ひざの前・お皿のまわりが痛む状態です。部活の生徒(とくに女子)や、大人のランナーに多くみられます。

同じ走る人のひざの痛みでも、ランナー膝(ひざの外側)やジャンパー膝(お皿の下の腱)とは、痛む所も原因もちがう別の病気です。

当院は、運動療法を大切にしています。

豊田市の永田接骨院では、まず押した痛みとひざ・体の動きを確かめ、お尻と太ももから整える運動療法で、くり返さないひざをめざします。

ひざの前・お皿のまわりの痛み
ひざの前・お皿のまわりが痛む:右ひざを前から見た図(向かって左がひざの外側)

こんな症状はありませんか?

  • 階段や坂を下りると、ひざの前が痛い
  • しゃがむ・正座で、お皿のまわりが痛い
  • 長く座ったあと、立つと痛い
  • 走る・跳ぶと痛む
  • 「成長痛かな」と思って、がまんしている

膝蓋大腿関節の痛みは、お皿の動きが片寄ると起こりやすい

ひざのお皿は、太ももの骨の溝の上をすべるように動いています。お皿が外へ引かれて動きが片寄ると、軟骨の一部に負担が集まり、痛みが出ます。

痛いのにがまんして動き続けると、お尻や太ももの力が落ち、ひざが内へ入りやすくなって、お皿への負担がさらに増えます。

お皿の動きが片寄り、一部に負担がかかる
正常:溝の真ん中を動く。外へ引かれる:一部に負担がかかる。負担が続く:痛みが長引く。お皿の高さで輪切りにして、上から見たイメージ(水色は軟骨)

  1. 走る・跳ぶ・しゃがむ動きが多い:練習量が急に増えたとき、階段や坂が多いときなど。
  2. お尻と太ももの力が弱い:片脚で立ったときに、ひざが内へ入りやすくなります。
  3. 痛いのにがまんして動く:かばううちに、お尻・太ももの力がさらに落ちます。
  4. 成長期・女性:部活の生徒(とくに女子)に多くみられます。

※原因は一つではありません。当院で体の動きを確かめてお伝えします。

痛む場所で、ランナー膝・ジャンパー膝と見分けます

走る・跳ぶ人に多いひざの痛みは、痛む場所で見分けます。どれも使いすぎのひざの痛みの仲間ですが、痛む所も原因もちがう別の病気です。

ひざが急に腫れた・ひっかかる・ガクッと力が抜けるときは、半月板や靱帯のけがのこともあります。まず当院で確かめます。

痛む場所で見分けます
ひざの前・お皿のまわり。膝蓋大腿関節の痛み。お皿と太ももの骨のあいだ。ひざの外側。ランナー膝。腸脛靱帯がこすれる。お皿の下の腱。ジャンパー膝。膝蓋腱が傷む。どれも走る・跳ぶ人に多い使いすぎのひざの痛みの仲間ですが、痛む所も原因もちがう別の病気です。

  1. ひざの前・お皿のまわり(膝蓋大腿関節の痛み):お皿と太ももの骨のあいだの関節に負担がかかります。階段の下り・しゃがむ・長く座ったあとに痛みます。
  2. ひざの外側(ランナー膝):太ももの外側の腸脛靱帯が、ひざの外側でこすれて痛みます。
  3. お皿の下の腱(ジャンパー膝):お皿の下の膝蓋腱が傷みます。跳ぶ・着地で痛みます。

くわしくはランナー膝・ジャンパー膝のページを、成長期のお皿の下の骨の痛みはオスグッド病、ひざのひねり・ひっかかりは半月板損傷のページもご覧ください。

研究でわかっていること

膝蓋大腿関節の痛みについては、世界で多くの研究が行われています。ここでは、その一部をご紹介します(数字は研究の報告で、当院の成績ではありません)。

ランナーのけがで、いちばん多い
カナダのスポーツ医学クリニックで2年間にみた2,002件のランニングのけがを調べた研究では、いちばん多かったのが膝蓋大腿関節の痛みで、2番目が腸脛靱帯炎(ランナー膝)、3番目が足の裏の痛みでした。

ランナーのけがでいちばん多い
ランニングのけが2,002件:ランナーのけがで:いちばん多い。1 膝蓋大腿関節の痛み。2 腸脛靱帯炎(ランナー膝)3 足の裏の痛み。(出典:Taunton JE, et al. Br J Sports Med 2002)※カナダのスポーツ医学クリニックの記録です(当院の成績ではありません)。

出典:Taunton JE, et al. Br J Sports Med 2002(2,002件のランニングのけが)

長引く人が少なくありません
膝蓋大腿関節の痛みの310人を追った研究では、「回復が思わしくない」と答えた人が3か月後で55%、1年後でも40%でした。痛みが2か月より長く続いていた人ほど、回復しにくい結果でした。

だから当院は、痛みが軽いうちの早めの対応を大切にしています。

出典:Collins NJ, et al. Br J Sports Med 2013(2つの研究に参加した310人。「回復が思わしくない」は本人の評価)

長引く人が少なくありません
膝蓋大腿関節の痛みの310人:「回復が思わしくない」と答えた人。3か月後 55%。1年後 40%。(出典:Collins NJ, et al. Br J Sports Med 2013)痛みが2か月より長く続いていた人は、回復しにくい。だから、痛みが軽いうちに、早めの対応が大切です。「休めば消える」と思わず、早めにご相談ください。

お尻とひざの運動療法で、痛みが減った研究があります

運動療法の研究
14の研究・673人のまとめ:お尻とひざの筋力トレーニングで、運動しなかった人より痛みが10点中:約3点少ない。ひざだけの運動より約1.5点少なく、運動を終えたあとも続いた。(出典:Nascimento LR, et al. J Orthop Sports Phys Ther 2018)オランダの131人:3か月後も1年後も。(出典:van Linschoten R, et al. BMJ 2009)※研究の報告です(当院の成績ではありません)。

14の研究・673人をまとめた研究では、お尻とひざの筋力トレーニングをした人は、運動しなかった人より痛み(10点中)が平均3.3点少なく、ひざだけの運動より1.5点少なくなりました。効果は運動を終えたあとも続きました。また、オランダの診療所の131人を2組に分けた研究では、運動療法の組は、休んで様子を見た組より3か月後も1年後も痛みが少なくなりました。

当院でも、ひざだけでなく、お尻と太ももから整える運動療法を中心に進めます。

出典:Nascimento LR, et al. J Orthop Sports Phys Ther 2018(14研究・673人のまとめ)/van Linschoten R, et al. BMJ 2009(131人)

当院の3つの施術

確かめる・守る・きたえるの3つを組み合わせて、くり返さないひざをめざします。

まず当院で、ひざと体の動きを確かめます

お皿のまわりの押した痛み、しゃがむ・片脚で立つときのひざと体の動きを確かめ、必要に応じてエコーでひざのまわりを確かめます。痛む場所から、ランナー膝・ジャンパー膝とも見分けます。

多くは当院で施術・運動療法を行います。半月板や靱帯のけがなど、ほかの病気が疑われるときは、精密検査をご紹介します。

まず当院で、ひざと体の動きを確かめます
まず当院で確かめる(ひざの動き・エコー)。多くは当院で施術・運動療法。重いときは精密検査(病院へご紹介)。

お皿を守りながら、練習量を調整する

痛みに合わせて、テーピングやお皿の部分があいたサポーターでお皿を守ります。太ももやお尻のまわりの筋肉を手でゆるめ、動きを整えます。

練習量は、痛みが強いときは走る・跳ぶをお休み、少し痛いときは量をへらして深くしゃがまない、痛みがなくなったら平らな所から少しずつもどす、のように調整します。

お皿を守りながら、練習量を調整
テーピング。サポーター。痛みが強い。走る・跳ぶはお休み。少し痛い。量をへらす・深くしゃがまない。痛みがない。平らな所から少しずつもどす。

お尻と太ももから整える運動療法

当院がとくに大切にしているのが、運動療法です。お皿を守るのは、お尻と太ももの筋肉です。片脚で立ったときにひざが内へ入らないよう、横向きで脚を上げる・スクワットなどで、お尻と太ももをきたえます。

横向きで脚を上げる・スクワット

当院の運動療法(一例)

どんなに良い運動療法も、やり方を間違えると、かえってひざに負担がかかります。当院では、ひざと体の動きを見ながら、その方に合った運動を選びます。

  1. 横向きで脚を上げる 横向きに寝て、上の脚をまっすぐ上げます。お尻の横の筋肉をきたえます。
  2. スクワット おしりを後ろへ引いて、浅くしゃがみます。ひざが内へ入らないようにします。
  3. ランジ 脚を前後に開いて腰を落とします。ひざとつま先は前に向けます。
  4. 太もも前を伸ばす 足首を持って、太ももの前を伸ばします。

復帰は、片脚でひざが内に入らないか・階段の下りや走る・跳ぶ動き・左右の差と、ひざの腫れや痛み・動く範囲をあわせて判断します。運動の種類は、痛みと症状を見てお伝えします。

運動は一例です。当院の運動療法(一例)
横向きで脚を上げる:横向きに寝て、上の脚をまっすぐ上げる。スクワット:おしりを後ろへ引いて、浅くしゃがむ。ランジ:脚を前後に開き、ひざとつま先は前に向ける。太もも前を伸ばす:足首を持ち、太ももの前を伸ばす。痛みのない範囲で行います。内容は痛みと症状を見てお伝えします。

横向きで脚を上げる、スクワット、ランジ、太もも前を伸ばす運動の一例です。痛みのない範囲で行い、痛みが強くなるときは無理をせず、ご相談ください。

当院がおすすめする通院のペース

通院のペースは、症状によって変わります。

  1. はじめの時期はなるべく毎日:押した痛みとひざ・体の動きを確かめ、痛みをやわらげます。
  2. 良くなってきたら週3回:運動療法を進め、練習量を調整します。
  3. さらに良くなったら週2回:走る・跳ぶ動きを少しずつもどします。
  4. リハビリ完了時に最終確認:片脚立ち・階段の下り・ひざの動く範囲をあわせて確かめます。

回数を減らすタイミングは、症状を見て、こちらからお伝えします。精密検査をご紹介した場合は、病院の方針に合わせます。

困ったときは、いつでもご相談ください

こんなときは、すぐご連絡を

  • ひざが急に大きく腫れた
  • ひざがひっかかって伸びない・ガクッと力が抜ける
  • ひざをひねったあとから痛む

半月板や靱帯のけがのことがあります。まず当院へご連絡ください(受付時間内はお電話、休日・時間外はLINEへ)。

おうちで守ってほしいこと

  • 痛いのにがまんして、走る・跳ぶを続ける
  • 深くしゃがむ・正座を続ける
  • 「成長痛」「休めば消える」と決めつけない(まず当院へ)
  • 自己流で、ひざだけをきたえ続ける

膝蓋大腿関節の痛みに関するよくあるご質問

ここでは、「膝蓋大腿関節の痛み」に関するよくあるご質問をご紹介します。

ひざが痛いのに、なぜお尻をきたえるのですか?

お尻の力が弱いと、ひざが内へ入りお皿に負担がかかるからです。

片脚で立ったり着地したりするとき、お尻の力が弱いとひざが内へ入り、お皿の動きが片寄って負担がかかります。

14の研究をまとめた研究では、お尻とひざの筋力トレーニングは、ひざだけの運動より痛みが少なくなりました。当院でも、お尻と太ももから整える運動療法を行います。

正常:ひざがまっすぐ。お尻の力が弱い:ひざが内へ入る。お尻と太ももの力が、お皿を守ります。

テーピングやサポーターは、ずっと必要ですか?

痛みが強い時期にお皿を守るためで、ずっとではありません。

テーピングやお皿の部分があいたサポーターは、痛みが強い時期に、お皿を守りながら動くために使います。

痛みが落ち着いたら、お尻と太ももの運動療法で、テーピングやサポーターにたよらなくても痛まないひざをめざします。練習量の調整とあわせて、当院でお伝えします。

ランナー膝とは、ちがうのですか?

同じ仲間ですが、痛む所も原因もちがう別の病気です。

どちらも走る人に多い使いすぎのひざの痛みですが、膝蓋大腿関節の痛みはひざの前・お皿のまわり、ランナー膝はひざの外側が痛みます。ランナーのけがを調べた研究では、いちばん多いのが膝蓋大腿関節の痛み、2番目がランナー膝でした。

くわしくはランナー膝のページを、お皿の下の腱が痛むときはジャンパー膝のページをご覧ください。

ひざの前・お皿のまわりが痛む:右ひざを前から見た図(向かって左がひざの外側)

それでもお困りなら

永田接骨院 院長の永田です。
あなたのお悩みの解決をサポートします。

当院では、ひざの前の痛みを「成長痛」「使いすぎ」と決めつけず、痛む場所とひざ・体の動きをしっかり確かめています。

そのうえで、テーピング・サポーターと練習量の調整、お尻と太ももからの運動療法で、くり返さないひざをめざします。ほかの病気が疑われるときは、精密検査をご紹介します。

「また走れるひざ」まで、一緒に取り組みましょう。休みの日・時間外も、LINEでできるかぎり対応します。

この記事の監修:永田接骨院 院長 永田 和平(ながた わへい)
柔道整復師(13年目)。米田病院・よねだクリニックでアキレス腱断裂などの保存療法を学び、2018年から永田接骨院へ。日本臨床スポーツ医学会・日本足の外科学会 会員。日本足の外科学会などで学会発表、日本足の外科学会誌に論文掲載。
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