〒470-0331 愛知県豊田市平戸橋町永和131
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関節リウマチ(朝の手のこわばり・指の関節の腫れ)

朝の手のこわばり・指の腫れは、関節リウマチかもしれません

関節リウマチは、体を守るしくみが、自分の関節をこうげきしてしまう病気です。関節の袋(滑膜)に炎症が起き、左右の同じ指の関節が腫れて痛み、朝に手がこわばります。日本では約150人に1人、4人に3人は女性です。

お薬の治療は進んでいて、早く始めるほど関節を守りやすくなります。だから、「年のせい」と思わず早めの見きわめが大切です。

当院は、運動療法を大切にしています。

豊田市の永田接骨院では、まず腫れの場所と左右をエコーも使って確かめ、疑われるときはリウマチ科へご紹介し、お薬の治療と並行して手の運動療法で支えます。

左右の同じ指の関節が腫れる
左右の同じ指の関節が腫れる:両手を手の甲から見た図(向かって左が右手)

こんな症状はありませんか?

  • 朝、手がこわばる(30分以上続く)
  • 左右の同じ指の関節が腫れる
  • 指の付け根・手首が痛む
  • だるい・微熱が続く
  • 血液検査で「大丈夫」と言われたが、腫れが続く

関節リウマチは、左右の同じ関節が腫れる

関節リウマチでは、指の付け根・第2関節・手首(小指も)が、左右の同じ関節で腫れやすいのが特徴です。腫れはやわらかく、押すと痛みます。

朝のこわばりが30分以上続くときは、特に注意してください。

正常と関節リウマチの手
正常:両手を手の甲から。関節リウマチ:指の付け根・第2関節・手首(小指も)朝のこわばりが30分以上続くときは、特に注意です。

  1. 女性に多い:4人に3人は女性です。
  2. 年齢:いちばん多いのは70歳代ですが、30〜50歳代で始まることもあります。
  3. たばこ:吸う人はなりやすいとされています。
  4. 家族にリウマチの人がいる:なりやすさが少し高くなります。

※原因ははっきり分かっていません。当てはまらなくてもなることがあります。

放っておくと、関節がこわれることも

関節の袋(滑膜)の炎症が続くと、軟骨や骨がけずれて、関節がこわれることがあります。こわれた関節は、元に戻りにくくなります。

関節の炎症が続く → 軟骨・骨がこわれる → 指が変形し、使いにくくなる、と進むことがあります。早く見つけて、早く治療を始めることが大切です。

関節の中で起きること
正常:関節の袋(滑膜)袋に炎症:腫れて痛む。こわれる:軟骨・骨がけずれる。関節を横から見たイメージ図です。水色が軟骨です。

  1. 正常:関節の袋(滑膜)はうすく、軟骨がなめらか。
  2. 袋に炎症:関節の袋が腫れて、痛みます。
  3. こわれる:炎症が続くと、軟骨・骨がけずれていきます。

指の第1・第2関節にかたいこぶができる病気はヘバーデン・ブシャール結節、親指の付け根の痛みは母指CM関節症、骨や筋肉ではない痛みの見分けは見分けが必要な病気のページもご覧ください。

研究でわかっていること

関節リウマチについては、世界で多くの研究が行われています。ここでは、その一部をご紹介します(数字は研究の報告で、当院の成績ではありません)。

日本では約150人に1人、4人に3人は女性
日本の医療保険の記録を調べた研究では、16歳以上の関節リウマチの人は約82.6万人(0.65%、約150人に1人)と推計され、女性が76.3%、いちばん多いのは70歳代でした。

日本では約150人に1人
日本の医療保険の記録・約83万人:関節リウマチの人は、日本では:約150人に1人。女性の割合 76.3%。4人に3人は女性。いちばん多いのは70歳代。(出典:Nakajima A, et al. Int J Rheum Dis 2020)※16歳以上・0.65%の推計です(当院の成績ではありません)。

出典:Nakajima A, et al. Int J Rheum Dis 2020(日本の医療保険の記録〔NDB〕、2017年度)

治療は、早く始めるほど良い
オランダとフランスの早期関節リウマチの人(738人・533人)を調べた研究では、症状が出てから約3〜4か月(約15週・約19週)のうちに治療を始めた人ほど、お薬をやめても良い状態が続きやすい結果でした。

だから、朝のこわばりや左右の指の腫れが続くときは、早めにご相談ください。

出典:van Nies JA, et al. Ann Rheum Dis 2015(738人・533人)

治療は、早く始めるほど良い
オランダ・フランスの約1,300人:症状が出てから:約3〜4か月のうちに治療を始めた人ほど、良い状態を保ちやすかった:分かれ目は約15週・約19週。(出典:van Nies JA, et al. Ann Rheum Dis 2015)お薬の治療は進んでいます。早く始めるほど、関節を守りやすくなります。治療はリウマチ科で。「年のせい」と思わず、早めにご相談ください。

手の運動療法で、手の働きが良くなった研究があります

手の運動療法の研究
イギリスの関節リウマチ490人:ふだんの治療に手の運動を加えた組は、1年後の手の働きが:より良くなった。手の運動を加えた。+7.9点。ふだんの治療だけ。+3.6点。手の働きの点数がのびた量。(出典:Lamb SE, et al. Lancet 2015)※研究の報告です(当院の成績ではありません)。

手の痛みと動かしにくさのある関節リウマチの490人を2組に分けたイギリスの研究では、ふだんの治療に手の運動を加えた組は、1年後の手の働きの点数が7.9点良くなり、ふだんの治療だけの組(3.6点)より良い結果でした。

当院でも、お薬の治療と並行して、この研究の手の運動(指と手首を伸ばす・指を広げる・にぎる力)をもとにした運動療法を行います。

出典:Lamb SE, et al. Lancet 2015(SARAH研究、490人)

当院の3つの施術

確かめる・ご紹介する・手の働きを保つの3つで、リウマチ科と一緒に手を守ります。

まず当院で、腫れの場所と左右を確かめます

腫れている関節の場所(指の付け根・第2関節・手首か)、左右の同じ関節か、朝のこわばりの長さを確かめ、エコーで関節の腫れを見ます。

関節リウマチが疑われるときは、リウマチ科へご紹介します。お薬の治療は、リウマチ科の方針に合わせます。腫れた日の写真や、こわばる時間のメモがあると役に立ちます。

まず当院で、腫れの場所と左右を確かめます
まず当院で確かめる(腫れの場所・エコー)。疑われるときはリウマチ科へ(ご紹介します)。当院で運動療法(関節を守る使い方)。お薬の治療は、リウマチ科の方針に合わせます。

血液検査をしたから安心、ではありません

血液検査は大切ですが、RFなど1つの項目しか測らない病院もあります。抗CCP抗体・RF・血沈などを合わせて見ることが大切です。

研究のまとめでは、関節リウマチの人でも、抗CCP抗体の陽性は67%、RFの陽性は69%で、約3人に1人は陽性になりませんでした。抗体が出なくても、症状からリウマチとして治療することがあります。(Nishimura K, et al. Ann Intern Med 2007:抗CCP抗体37研究・RF50研究のまとめ)

血液検査をしたから安心、ではありません
血液検査をしたから安心、ではありません。RFなど、1つの項目しか、測らない病院もあります。抗CCP抗体・RF・血沈などを、合わせて見ることが大切です。抗体が出なくても、症状から、リウマチとして治療することがあります。陽性になる割合:抗CCP抗体67%・RF69%(約3人に1人は陽性になりません。Nishimura K, et al. Ann Intern Med 2007)

手の働きを保つ運動療法

当院がとくに大切にしているのが、運動療法です。お薬の治療と並行して、グーパー・輪ゴムで指を広げるなど、手の運動で指と手首の動きとにぎる力を保ちます。関節を守る使い方もお伝えします。

グーパー・輪ゴムで指を広げる

当院の運動療法(一例)

腫れや痛みが強い日は無理をせず休み、落ち着いている日に続けることが大切です。当院では、手の状態を見ながら運動を選びます。

  1. グーパー 指を大きく開いて、しっかりにぎります。
  2. 輪ゴムをかけて指を広げる 指に輪ゴムをかけ、ゆっくり広げます。
  3. ボールをにぎる やわらかいボールを、ゆっくりにぎります。
  4. 手首を伸ばす 手のひらを前に向け、手首を曲げる筋肉を伸ばします。

つまむ・にぎる動きや家事・仕事の動き、左右の差と、関節の腫れや痛み・エコーで見た関節・指の動く範囲をあわせて、良くなったかを判断します。

運動は一例です。当院の運動療法(一例)
グーパー:指を大きく開いて、しっかりにぎる。輪ゴムをかけて指を広げる:指に輪ゴムをかけ、ゆっくり広げる。ボールをにぎる:やわらかいボールを、ゆっくりにぎる。手首を伸ばす:手のひらを前に向け、手首を曲げる筋肉を伸ばす。腫れや痛みが強い日は無理をせず休みます。内容は症状を見てお伝えします。

グーパー、輪ゴムをかけて指を広げる、ボールをにぎる、手首を伸ばす運動の一例です。腫れや痛みが強い日は休み、ご相談ください。

関節を守る使い方

関節を守る使い方
関節を守る使い方。1 手のひら全体で持つ、指先でつままない。2 ふたは道具で開ける、すべり止め・オープナー。3 太い持ち手を選ぶ、ペン・包丁・歯ブラシなど。4 重い物は両手で、腕と体の近くで持つ。

  1. 手のひら全体で持つ:指先でつままないようにします。
  2. ふたは道具で開ける:すべり止め・オープナーを使います。
  3. 太い持ち手を選ぶ:ペン・包丁・歯ブラシなど。
  4. 重い物は両手で:腕と体の近くで持ちます。

通う回数は、リウマチ科の治療と手の様子を見て、当院がお伝えします。

困ったときは、いつでもご相談ください

こんなときは、すぐご連絡を

  • 関節が急に赤く大きく腫れ、熱を持っている
  • 高い熱がある
  • 息苦しさ・せきが続く(お薬の治療中)

感染やお薬の副作用のこともあります。リウマチ科で治療中の方は、まず病院へご連絡ください。迷うときは当院へ(受付時間内はお電話、休日・時間外はLINEへ)。

おうちで守ってほしいこと

  • 「血液検査で大丈夫だった」と、腫れをそのままにしない(まず当院へ)
  • 腫れて痛い日に、無理に動かす・強くもむ
  • 指先でつまむ・ねじる動きを続ける
  • 自己判断でお薬をやめる

関節リウマチに関するよくあるご質問

ここでは、「関節リウマチ」に関するよくあるご質問をご紹介します。

血液検査で陰性なら、リウマチではないのですか?

陰性でも、リウマチのことがあります。

関節リウマチの人でも、抗CCP抗体やRFが陽性にならない人が、約3人に1人います。また、RFなど1つの項目しか測っていないこともあります。

抗体が出なくても、症状からリウマチとして治療することがあります。朝のこわばりや左右の指の腫れが続くときは、まず当院で確かめ、必要なときはリウマチ科へご紹介します。

ヘバーデン結節とは、どうちがいますか?

腫れる場所・腫れ方・左右・朝のこわばりがちがいます。

ヘバーデン・ブシャール結節は指の第1・第2関節にかたい骨のこぶができ、一部の指だけのこともあり、朝のこわばりは短めです。関節リウマチは指の付け根・第2関節・手首がやわらかく腫れ、左右の同じ関節に出て、30分以上こわばることがあります。

見分けは目安で、両方がいっしょにある方もいます。くわしくはヘバーデン・ブシャール結節のページをご覧ください。

ヘバーデン・ブシャール結節:第1・第2関節のこぶ。関節リウマチ:付け根・第2関節・手首。見分けは目安です。両方がいっしょにある方もいます。

リウマチでも、運動してよいのですか?

腫れや痛みが落ち着いている日は、手の運動がすすめられます。

手の運動を加えた組は、1年後の手の働きがより良くなったという研究があります。お薬の治療と並行して、指と手首を伸ばす・指を広げる・にぎる力を保つ運動を続けましょう。

腫れや痛みが強い日は無理をせず休みます。運動の内容は、手の状態を見て当院でお伝えします。

左右の同じ指の関節が腫れる:両手を手の甲から見た図(向かって左が右手)

それでもお困りなら

永田接骨院 院長の永田です。
あなたのお悩みの解決をサポートします。

当院では、手のこわばりや指の腫れを「年のせい」「血液検査で大丈夫だったから」と決めつけず、腫れの場所と左右をしっかり確かめています。

関節リウマチが疑われるときはリウマチ科へご紹介し、お薬の治療と並行して、手の運動療法と関節を守る使い方で、使いやすい手を一緒に保ちます。

気になる手のこわばりや腫れは、まずはお気軽にご相談ください。休みの日・時間外も、LINEでできるかぎり対応します。

この記事の監修:永田接骨院 院長 永田 和平(ながた わへい)
柔道整復師(13年目)。米田病院・よねだクリニックでアキレス腱断裂などの保存療法を学び、2018年から永田接骨院へ。日本臨床スポーツ医学会・日本足の外科学会 会員。日本足の外科学会などで学会発表、日本足の外科学会誌に論文掲載。
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