〒470-0331 愛知県豊田市平戸橋町永和131
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掌蹠膿疱症性の骨・関節の痛み(胸の前の痛みと手足のブツブツ)

胸の前の痛みと手足のブツブツは、掌蹠膿疱症性の骨・関節の痛みかもしれません

掌蹠膿疱症性骨関節炎(しょうせきのうほうしょうせい こつかんせつえん)は、手のひら・足の裏に膿のブツブツ(掌蹠膿疱症)が出る人に、胸の前の関節や骨の腫れ・痛みが起きる病気です。日本の大学病院の記録では、女性が男性の約3.7倍、平均50歳ほどの方に多くみられました。

掌蹠膿疱症性の骨・関節の痛みは、掌蹠膿疱症性骨関節炎とも言います。

胸の前・鎖骨の付け根の痛みは、肩こりや筋肉の痛みとまちがえやすいので、見分けが大切です。

豊田市の永田接骨院では、まず痛む所と皮ふの様子を確かめ、疑われるときは皮膚科・専門の病院へご紹介し、その後も当院で体のケアを続けます。

胸の前・鎖骨の付け根が腫れて痛む:手のひら・足の裏の膿のブツブツと一緒に起きます。

こんな症状はありませんか?

  • 胸の前・鎖骨の付け根の骨が、腫れて痛い
  • 腕を上げる・深呼吸で、胸に響く
  • 朝、胸や背中がこわばる
  • 手のひら・足の裏にブツブツがある・あった
  • 肩こりと思っていたが、なかなか良くならない

胸の前の関節が腫れ、手のひら・足の裏に膿のブツブツ

胸の前には、鎖骨と胸骨のつなぎ目(胸の前の関節)があります。この病気では、その関節や骨に炎症が起きて腫れて痛み、腕を上げたり深呼吸したりすると響きます。

手のひら・足の裏には、膿のブツブツが出ます。このブツブツは、人にうつりません。

胸の前の関節と、手足のブツブツ
正常:胸の前の関節=鎖骨と胸骨のつなぎ目。掌蹠膿疱症性骨関節炎:胸の前の関節や骨が腫れて痛む。手のひら:膿のブツブツ。足の裏:膿のブツブツ。手のひら・足の裏のブツブツは、人にうつりません。

  1. 手のひら・足の裏の膿のブツブツ(掌蹠膿疱症):皮ふの病気がもとにあります。ブツブツより先に、関節が痛み出す人もいます。
  2. たばこ:この病気の人には、たばこを吸う人が多くみられます。
  3. 扁桃や歯の病気:扁桃炎や歯の病気が関わっていることがあります。
  4. 中年の女性に多い:女性が男性の約3.7倍でした。

※まず当院で確かめ、必要なときは病院へご紹介します。

胸の前だけでなく、背骨や骨盤にも痛みが広がることも

痛みは胸の前だけでなく、手首・足首、背骨、骨盤(お尻の上)に出ることもあります。

「肩こりかな」と様子を見ているうちに、痛みが長引き、背中・腰まで痛くなって、動くのがつらくなることがあります。早く気づけば、早く治療につなげられます。

胸の前のほか、背骨や骨盤にも
前から:胸の前・手首・足首。後ろから:背骨・骨盤(お尻の上)

  1. 痛みが2週間以上続く:当院の目安です。
  2. 胸の前の腫れが引かない:鎖骨の付け根のふくらみが続く。
  3. 背中・腰も痛くなってきた:背骨や骨盤に広がることがあります。
  4. 朝のこわばりが続く:朝、胸や背中が固まって動かしにくい。

こんなときは、早めにご相談ください。骨や筋肉ではない病気の見分けは見分けが必要な病気、胸・あばらのけがは肋骨骨折のページもご覧ください。

研究でわかっていること

掌蹠膿疱症性骨関節炎については、日本で研究が行われています。ここでは、その一部をご紹介します(数字は研究の報告で、当院の成績ではありません)。

手足のブツブツがある人の、約3〜4人に1人
日本の4つの大学病院で、手のひら・足の裏に膿のブツブツがある576人を調べた研究では、165人(28.6%)に骨や関節の病気がありました。女性が男性の約3.7倍、平均50.2歳でした。

手足のブツブツがある人の約3〜4人に1人
日本の4大学病院・576人:手のひら・足の裏にブツブツがある人のうち、骨や関節の病気は:約3〜4人に1人。骨や関節の病気 28.6%。女性が男性の約3.7倍・平均50歳。(出典:Yamamoto T, et al. Int J Dermatol 2020)※大学病院の患者さんの記録です(当院の成績ではありません)。

出典:Yamamoto T, et al. Int J Dermatol 2020(日本の4大学病院、576人。大学病院の患者さんの記録です)

胸の前の関節の変化と、皮ふより先に痛む人
この病気の51人を調べた日本の研究では、約3人に2人(65%)に胸の前の関節の変化がありました。また、皮ふのブツブツより先に関節が痛み出した人が16%、同じころが18%、皮ふが先が63%でした。

ブツブツが出る前の胸の痛みもあるので、胸の前の骨の腫れは、早めにご相談ください。

出典:Kondo N, et al. J Dermatol 2021(日本の1病院、51人)

胸の前の関節の変化と、皮ふより先に痛む人
この病気の51人:胸の前の関節に変化があった人:約3人に2人。胸の前の関節の変化 65%。(出典:Kondo N, et al. J Dermatol 2021)同じ51人:関節の痛みと、皮ふのブツブツの順番。皮ふより先に関節が痛んだ 16%。同じころ 18%。皮ふが先 63%。ブツブツが出る前に、関節が痛み出す人もいます。胸の痛みと手足のブツブツがあるときは、まず当院へ。

痛みの範囲で胸と背骨を動かす運動療法

運動療法と暮らしの研究
14の研究・1,579人のまとめ:背骨や胸に炎症が起きる病気(強直性脊椎炎)の運動療法で、運動しなかった人より痛みが10点中:約2点少ない。(出典:Regnaux JP, et al. Cochrane 2019)この病気の165人:たばこを吸っていた人 約6割。扁桃や歯の病気があった人 約4割。(出典:Yamamoto T, et al. Int J Dermatol 2020)※この病気そのものの運動の研究は少ないため、近い病気の研究をもとにしています。

この病気そのものの運動の研究は少ないため、当院では、背骨や胸に炎症が起きる近い病気(強直性脊椎炎)の研究をもとに運動を選んでいます。14の研究・1,579人をまとめた研究では、運動療法をした人は、運動しなかった人より痛みが10点中約2点少なくなりました(研究の質は高くありません)。また、この病気の165人のうち、たばこを吸っていた人は約6割、扁桃や歯の病気があった人は約4割でした。

当院では、痛みの範囲で胸と背中を動かし、姿勢を整えます。

出典:Regnaux JP, et al. Cochrane 2019(強直性脊椎炎の運動、14研究・1,579人)/Yamamoto T, et al. Int J Dermatol 2020(165人)。扁桃の手術で関節の痛みが消えた人が多かったという報告もあります(Takahara M, et al. J Dermatol 2018)。

当院の3つの施術

確かめる・ご紹介する・体のケアを続けるの3つで、病院と一緒に痛みを減らします。

まず当院で、痛む所と皮ふを確かめます

痛む所が首・肩の筋肉か、胸の前・鎖骨の付け根の骨や関節か、押したときに筋肉がかたく痛いのか骨や関節が腫れて痛いのかを確かめます。手のひら・足の裏の皮ふの様子もお聞きします。

この病気が疑われるときは、皮膚科・専門の病院へご紹介します。お薬などの治療は、病院の方針に合わせます。

まず当院で、痛む所と皮ふを確かめます
まず当院で確かめる(痛む所・皮ふの様子)。疑われるときは皮膚科へ(専門の病院へご紹介)。そのあとも当院で体のケア(運動療法)。お薬などの治療は、病院の方針に合わせます。

肩こり・筋肉の痛みと、見分けます

肩こり・筋肉の痛みは、首・肩の筋肉が痛み、押すと筋肉がかたく痛く、皮ふに変わりはありません。この病気が疑われるときは、胸の前・鎖骨の付け根が痛み、押すと骨や関節が腫れて痛く、手のひら・足の裏にブツブツがあります。

見分けは当院の目安です。まず当院で確かめ、必要なときは病院へご紹介します。

肩こり・筋肉の痛みとの見分け
肩こりなら:胸の前は腫れない。皮ふは変わりなし。この病気なら:胸の前・鎖骨の付け根が腫れる。手のひら・足の裏にブツブツ。当院の目安です。まず当院で確かめ、必要なときは病院へご紹介します。

当院で体のケア(運動療法)

当院がとくに大切にしているのが、運動療法です。痛みの範囲で胸と背中を動かし、姿勢を整えます。背中を丸めすぎない・重い物は体の近くで持つ・同じ姿勢を長く続けない・腕を高く上げる作業は休み休み、など、胸の前に負担をかけない姿勢もお伝えします。

ゆっくり深呼吸・上半身をひねる

当院の運動療法(一例)

痛みの範囲で、胸と背中をやさしく動かします。痛みの強い時期はむりをしないことが大切です。

  1. ゆっくり深呼吸 胸を広げるように、ゆっくり吸って吐きます。
  2. 胸を開くストレッチ 腕を広げて、胸の前を伸ばします。
  3. 上半身をひねる いすに座り、上半身をゆっくりひねります。
  4. 背中を丸める・反らす 四つばいで、背中をゆっくり丸めたり反らしたりします。

暮らしの中では、たばこをやめること、扁桃や歯は病院や歯科で相談することもおすすめしています。良くなったかは、腕を上げる・深呼吸・家事や仕事の動きと、胸の前の腫れや痛み・朝のこわばりをあわせて判断します。

当院の運動療法(一例)
ゆっくり深呼吸:胸を広げるように、ゆっくり吸って吐く。胸を開くストレッチ:腕を広げて、胸の前を伸ばす。上半身をひねる:いすに座り、上半身をゆっくりひねる。背中を丸める・反らす:四つばいで、背中をゆっくり丸めたり反らしたり。痛みの範囲で行います。痛みの強い時期はむりをせず、内容は症状を見て決めます。

ゆっくり深呼吸、胸を開くストレッチ、上半身をひねる、背中を丸める・反らす運動の一例です。痛みが強くなるときは中止して、ご相談ください。

来院のときに、教えてください

来院のときに、教えてください。

  1. 手足のブツブツ(いつから):いまはなくても、以前にあったかも教えてください。
  2. 痛む場所と、痛む時間:朝にこわばるか、動くと痛むか。
  3. たばこを吸っているか:吸っている本数や年数も。
  4. 扁桃炎・歯の治療中か:のどや歯の病気があれば。

通う回数は、病院の治療と痛みの様子を見て、当院がお伝えします。

困ったときは、いつでもご相談ください

こんなときは、すぐご連絡を

  • 胸の痛みとともに、息苦しい・冷や汗が出る
  • 高い熱があり、胸や関節が強く痛む
  • 胸の前の腫れが急に大きくなる

胸の痛みには、心臓や肺の病気のこともあります。息苦しさや冷や汗をともなう急な胸の痛みは、迷わず119番を。それ以外は、まず当院へご連絡ください(受付時間内はお電話、休日・時間外はLINEへ)。

おうちで守ってほしいこと

  • 胸の前の痛みを「肩こり」と決めつけて様子を見続けない(まず当院へ)
  • 痛む胸の前を、強くもんだり押したりしない
  • 痛みの強い時期に、むりに動かさない
  • たばこを吸い続けない

掌蹠膿疱症性の骨・関節の痛みに関するよくあるご質問

ここでは、「掌蹠膿疱症性骨関節炎」に関するよくあるご質問をご紹介します。

掌蹠膿疱症性の骨・関節の痛みは、掌蹠膿疱症性骨関節炎とも言います。

接骨院で、何をしてもらえるのですか?

見分けと、当院での体のケア(必要なときは病院へご紹介)です。

まず当院で、痛む所が筋肉か骨や関節か、皮ふにブツブツがあるかを確かめ、この病気が疑われるときは皮膚科・専門の病院へご紹介します。

お薬などの治療は病院の方針に合わせ、当院では痛みの範囲で胸と背中を動かす運動療法や、胸の前に負担をかけない姿勢をお伝えします。

まず当院で確かめる(痛む所・皮ふの様子)。疑われるときは皮膚科へ(専門の病院へご紹介)。そのあとも当院で体のケア(運動療法)。お薬などの治療は、病院の方針に合わせます。

手足のブツブツは、人にうつりますか?

うつりません。

手のひら・足の裏の膿のブツブツ(掌蹠膿疱症)は、人にうつる病気ではありません。ご家族と同じお風呂やタオルを使っても大丈夫です。

ただし、ブツブツと胸の前の痛みがあるときは、見分けが大切です。まず当院へご相談ください。ブツブツの治療は、皮膚科で相談しましょう。

正常:胸の前の関節=鎖骨と胸骨のつなぎ目。掌蹠膿疱症性骨関節炎:胸の前の関節や骨が腫れて痛む。手のひら:膿のブツブツ。足の裏:膿のブツブツ。手のひら・足の裏のブツブツは、人にうつりません。

肩こりとは、どうちがいますか?

痛む所と、押したときの痛み方がちがいます。

肩こりは首・肩の筋肉がかたく痛みますが、この病気は胸の前・鎖骨の付け根の骨や関節が腫れて痛みます。手のひら・足の裏のブツブツも手がかりです。

肩こりについては肩こりのページを、骨や筋肉ではない痛みの見分けは見分けが必要な病気のページをご覧ください。

肩こりなら:胸の前は腫れない。皮ふは変わりなし。この病気なら:胸の前・鎖骨の付け根が腫れる。手のひら・足の裏にブツブツ。当院の目安です。まず当院で確かめ、必要なときは病院へご紹介します。

それでもお困りなら

永田接骨院 院長の永田です。
あなたのお悩みの解決をサポートします。

当院では、胸の前の痛みを「肩こり」と決めつけず、痛む所・押したときの痛み方・皮ふの様子をしっかり確かめています。

この病気が疑われるときは、皮膚科・専門の病院へご紹介します。当院では、痛みの範囲での運動療法と姿勢のケアを続けます。

病院と当院で、一緒に痛みを減らしましょう。休みの日・時間外も、LINEでできるかぎり対応します。

この記事の監修:永田接骨院 院長 永田 和平(ながた わへい)
柔道整復師(13年目)。米田病院・よねだクリニックでアキレス腱断裂などの保存療法を学び、2018年から永田接骨院へ。日本臨床スポーツ医学会・日本足の外科学会 会員。日本足の外科学会などで学会発表、日本足の外科学会誌に論文掲載。
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