〒470-0331 愛知県豊田市平戸橋町永和131
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産前産後の腰痛・骨盤痛(妊娠中・産後の腰と骨盤の痛み)

妊娠中・産後の腰や骨盤が痛むなら、産前産後の腰痛・骨盤痛かもしれません

産前産後の腰痛・骨盤痛は、妊娠中や産後に、腰・お尻の上(骨盤の後ろのつなぎ目)・恥骨(足の付け根の前)が痛む状態です。寝返りや起き上がり、片足立ち、階段、抱っこ・授乳で痛みやすく、妊娠中の約半数の方にみられる、めずらしくない痛みです。

「妊娠中だから仕方ない」「そのうち良くなる」とがまんしているうちに、産後も痛みが続いたり、次の妊娠でくり返したりすることがあります。

当院は、運動療法を大切にしています。

豊田市の永田接骨院では、まず痛む場所と動きを確かめ、骨盤まわりの筋肉の調整、骨盤ベルトや抱っこの工夫、運動療法でお手伝いします。お子さん連れでもお気軽にご相談ください。

妊娠中・産後は、靱帯がゆるみ、骨盤のつなぎ目が痛みやすくなります。

こんな症状はありませんか?

  • 寝返り・起き上がりで、腰や骨盤が痛い
  • 恥骨(足の付け根の前)が痛い
  • 片足立ち・階段・靴下をはくときに痛い
  • 抱っこ・授乳のあと、腰が痛い
  • 産後しばらくたっても、腰や骨盤の痛みが続いている

ホルモンで靱帯がゆるみ、骨盤のつなぎ目に負担がかかります

骨盤は、まん中の骨(仙骨)と左右の骨が、後ろのつなぎ目(仙腸関節)と前のつなぎ目(恥骨)で、靱帯によって強くつながった輪です。ふだんは、ほとんど動きません。

妊娠中は、出産にそなえるホルモンのはたらきで靱帯がゆるみ、おなかの重みも加わって、骨盤のつなぎ目と、まわりの筋肉に負担がかかります。おなかが大きくなると腰が反りやすくなり、産後は抱っこや授乳の前かがみが続くため、腰と骨盤の痛みが出やすくなります。

次のような痛みがあったら、産前産後の腰痛・骨盤痛を疑います。

正常:骨盤は、仙骨と左右の骨が靱帯で強くつながっています。妊娠中・産後:ホルモンで靱帯がゆるみ、骨盤の後ろのつなぎ目(仙腸関節)と前のつなぎ目(恥骨)が痛みやすくなります。

  1. 寝返り・起き上がりで痛い:骨盤の後ろのつなぎ目のあたり(お尻の上)が痛みます。
  2. 恥骨が痛い:足の付け根の前、まん中のあたりが痛みます。
  3. 片足立ち・階段・靴下で痛い:片足に体重がかかると、骨盤のつなぎ目に負担がかかります。
  4. 抱っこ・授乳で腰が痛い:前かがみの姿勢が続くと、腰と骨盤の筋肉が疲れます。

出血がある、おなかの強い張りや痛み、強い頭痛や目がちかちかする、破水や赤ちゃんの動きが少ないときは、すぐに産婦人科へご相談ください。

せきやくしゃみで脚に響く、脚がしびれるときは、腰からの痛み(腰椎椎間板ヘルニアなど)のこともあります。どちらか迷うときも、まず当院へご連絡ください。

放っておくと、産後も痛みが続くことがあります

おなかの重みで腰が反った姿勢(反り腰)が続くと、腰と骨盤に負担がかかります。産後は、抱っこ・授乳・おむつ替えなどの前かがみが毎日続くうえ、妊娠中にゆるんだおなかやお尻の筋肉が弱ったままだと、腰・骨盤の痛みが長引くことがあります。

前の妊娠で腰や骨盤が痛んだ人は、次の妊娠でも痛みやすいと報告されています。

よい姿勢:骨盤を立てて、まっすぐ。反り腰:腰と骨盤に負担がかかります。産後の前かがみ(抱っこ・授乳)→ 筋肉が弱ったまま、痛みが続く → 次の妊娠でくり返すこともあります。

  1. 反り腰になる:おなかの重みで腰が反り、腰と骨盤に負担がかかります。
  2. 筋肉が弱ったまま:産後の抱っこ・授乳の前かがみで、腰・骨盤の痛みが続きます。
  3. 次の妊娠でくり返す:前の妊娠で痛んだ人は、次の妊娠でも痛みやすくなります。

だから、軽いうちに痛む場所を確かめ、骨盤を支える筋肉を整えることが大切です。ほかの腰の痛みについては腰の痛み・しびれのページをご覧ください。

研究でわかっていること

妊娠中・産後の腰と骨盤の痛みについては、国内外で研究が行われています。ここでは、その一部をご紹介します(数字は研究の報告で、当院の成績ではありません)。

妊娠中の約半数の方に、腰・骨盤の痛みがあります
妊娠に関係する腰痛・骨盤の痛みの研究をまとめた報告では、腰・骨盤の痛みがある人は、妊娠中で約45%、産後で約25%でした(軽い痛みをのぞくと、それぞれ約2割下がります)。重い仕事をしている人、もともと腰痛があった人、前の妊娠で痛んだ人は、痛みが出やすいとされています。

腰・骨盤の痛みがある人は、妊娠中で約45%、産後で約25%(研究のまとめ。Wu WH, et al. Eur Spine J 2004)。

出典:Wu WH, et al. Eur Spine J 2004(妊娠に関係する腰痛・骨盤の痛みの研究のまとめ)

痛くても、相談している人は少ないのが現状です
日本の産後1年以内の女性98人へのアンケートでは、約3人に2人(66%)に腰・骨盤の痛みがありましたが、医療者に相談した人は約1割(9%)でした。一方で、相談したいと思っていた人は半分以上(56%)いました(人数の少ない研究です)。

「育児で忙しい」「産後だから仕方ない」と、がまんしている方が多いと考えられます。

出典:Inoue-Hirakawa T, et al. J Orthop Sci 2024(日本、98人)

日本の産後1年以内の女性98人:腰・骨盤の痛みがあった人は約3人に2人(66%)、医療者に相談した人は約1割(9%)、相談したいと思っていた人は半分以上(56%)。

骨盤を支える運動療法で、生活の支障が少なくなったと報告されています

骨盤を支える4つ:おなかの奥の筋肉・お尻の筋肉・骨盤の底の筋肉・反らない姿勢。産後に骨盤の痛みがあった81人で、2年後に生活の支障がほぼない人は、運動療法の組で85%、しない組で47%。

産後に骨盤の痛みがあった女性81人を、骨盤を支える運動療法を20週行う組と、行わない組に分けたノルウェーの研究では、2年後に生活の支障がほぼない人は、運動療法の組で85%、行わない組で47%でした(人数の少ない研究です)。

おなかの奥の筋肉・お尻の筋肉・骨盤の底の筋肉と、反らない姿勢で、骨盤を支えることが大切です。

だから当院では、骨盤まわりの筋肉を整え、骨盤を支える運動療法で、くり返さない体づくりまでお手伝いします。

出典:Stuge B, et al. Spine 2004(ノルウェー、81人)

当院の3つの施術

確かめる・負担を減らす・動かすの3つを組み合わせて、回復をサポートします。

まず当院で、痛む場所と動きを確かめます

当院では、お尻の上(骨盤の後ろのつなぎ目)・恥骨・腰のどこが痛むか、寝返り・片足立ち・前かがみなどのどの動きで痛むかを確かめます。腰からの痛み(ヘルニアなど)がまざっていないかも確かめます。

本来の「骨盤矯正」は、骨盤まわりの筋肉の調整です。当院の「骨盤矯正」も、骨を動かすのではなく、骨盤まわりの筋肉を調整し、姿勢を整える施術です。

出血・おなかの張り・強い頭痛などがあるときは、施術より先に産婦人科へご相談ください。

まず当院で、痛む場所・動きを確かめる → 骨盤まわりの筋肉を調整する → 暮らしの工夫(骨盤ベルト・抱っこ)。骨盤の骨は、ほとんど動きません。「骨盤矯正」は、まわりの筋肉の調整です。こんなときは、すぐに産婦人科へ:出血がある・おなかの強い張りや痛み・強い頭痛や目がちかちかする・破水や赤ちゃんの動きが少ない。

骨盤ベルトと、抱っこ・授乳の工夫で負担を減らします

痛みが強い時期は、骨盤ベルトで骨盤のまわりを支えます。骨盤ベルトは、腰骨より下(太ももの付け根の出っぱりの高さ)に巻きます。巻き方は当院でお伝えします。

あわせて、赤ちゃんを体に近づけて抱っこする、授乳はクッションで高さを合わせる、床から抱き上げるときはひざを曲げてから、片方の腰に乗せ続けず左右を交代するなど、毎日の動きの工夫をお伝えし、腰と骨盤の負担を減らします。

腰からの痛みや骨の病気など、重いものが考えられるときは、当院から病院へ精密検査をご紹介します。ご紹介した場合は、病院の方針に合わせて、当院で運動療法を進めます。

骨盤ベルトは、腰骨より下に巻きます(巻き方は当院でお伝えします)。抱っこ・授乳の工夫:体に近づけて抱っこ・クッションで高さを調整・ひざを曲げて抱き上げる・左右を交代する。

運動療法で、骨盤を支える体をつくります

当院がとくに大切にしているのが、運動療法です。おなかの奥・お尻・骨盤の底の筋肉で骨盤を支え、反らない姿勢をつくります。妊娠中は時期と体調に合わせて運動を選び、産後は少しずつ段階を上げます。

家事・仕事・スポーツへの復帰は、寝返り・起き上がり、抱っこ・家事、片足立ちの左右差などの動きと、痛み・押したときの痛み・腰と股関節の動きをあわせて判断します。

おなかの奥をへこませる・四つばいで反対の手と足。運動は一例です。

当院の運動療法(時期別)

どんなに良い運動療法も、時期とやり方を間違えると、かえって腰や骨盤の負担を強めることがあります。当院では、研究で効果が報告されている「骨盤を支える運動」をもとに、妊娠の時期や産後の体調に合わせて運動を選びます。

  1. おなかの奥をへこませる・四つばいで反対の手と足 四つばいで背中をまっすぐにしたまま、おなかの奥をへこませます。慣れたら、反対側の手と足をのばし、おなか・背中・お尻の筋肉で骨盤を支えます。
  2. 横向きで脚を上げる・骨盤の底をしめる 横向きでお尻の横の筋肉をきたえ、いすに座って骨盤の底の筋肉をしめます。

妊娠後期はあお向けの運動を行いません。運動の種類と始める時期は、体調と妊娠の時期を見てお伝えします。

おなかの奥をへこませる(四つばい)・四つばいで反対の手と足・横向きで脚を上げる・骨盤の底をしめる(いすに座って)。妊娠中は時期と体調に合わせて選び、妊娠後期はあお向けの運動を行いません。

おなかの奥をへこませる・四つばいで反対の手と足・横向きで脚を上げる・骨盤の底をしめる、の4つで骨盤を支えます。

当院がおすすめする通院のペース

通院のペースは、症状によって変わります。

  1. はじめの時期はなるべく毎日:骨盤まわりの筋肉を調整し、痛みをやわらげます。
  2. 良くなってきたら週3回:骨盤を支える運動療法を進めます。
  3. さらに良くなったら週2回:抱っこ・家事・仕事の動きを確かめ、運動療法を進めます。
  4. リハビリ完了時に最終確認:動きと骨盤の状態をあわせて確かめます。

体調や妊娠の時期に合わせて、回数は当院がお伝えします。

困ったときは、いつでもご相談ください

こんなときは、まず当院へご連絡を

  • 寝返り・起き上がりがつらく、夜も眠りにくい
  • 恥骨が痛く、歩く・階段がつらい
  • 抱っこ・授乳のたびに腰が痛む
  • 産後しばらくたっても、痛みが続いている

まず当院へご連絡ください。出血がある、おなかの強い張りや痛み、強い頭痛や目がちかちかする、破水や赤ちゃんの動きが少ないときは、すぐに産婦人科へ。

おうちで守ってほしいこと

  • 反り腰のまま、長く立ち続けない
  • 床から抱き上げるときは、ひざを曲げてから
  • 片方の腰に赤ちゃんを乗せ続けない
  • 痛みをがまんして、運動や家事を続けない

産前産後の腰痛・骨盤痛に関するよくあるご質問

ここでは、「産前産後の腰痛・骨盤痛」に関するよくあるご質問をご紹介します。

妊娠中でも、施術を受けられますか?

体調と妊娠の時期に合わせて、お体に負担の少ない姿勢で行います。

妊娠中は、体調と妊娠の時期に合わせて、横向きや座った姿勢など、おなかに負担のかからない姿勢で、骨盤まわりの筋肉の調整と運動療法を行います。産婦人科の先生から運動を控えるように言われている方は、来院のときにお知らせください。

出血がある、おなかの強い張りや痛み、強い頭痛や目がちかちかする、破水や赤ちゃんの動きが少ないときは、施術より先に、すぐに産婦人科へご相談ください。

こんなときは、すぐに産婦人科へ:出血がある・おなかの強い張りや痛み・強い頭痛や目がちかちかする・破水や赤ちゃんの動きが少ない。

「骨盤矯正」で、骨盤のゆがみは戻りますか?

当院の「骨盤矯正」は、骨盤まわりの筋肉の調整です。

骨盤の骨は、靱帯で強くつながっていて、手で押してもほとんど動きません。

当院では、骨盤まわりの筋肉を調整して姿勢を整え、おなかの奥・お尻・骨盤の底の筋肉で骨盤を支える運動療法を進めます。腰と骨盤の痛みをやわらげ、くり返さない体づくりをお手伝いします。

当院の「骨盤矯正」:骨盤の骨は、手で押してもほとんど動きません。骨盤まわりの筋肉を調整し、姿勢と、骨盤を支える運動療法を行います。

ふつうの腰痛(ぎっくり腰やヘルニア)とは、ちがうのですか?

痛む場所と、痛む動きがちがうことが多いです。

妊娠中・産後の骨盤の痛みは、お尻の上(骨盤の後ろのつなぎ目)や恥骨のまわりが痛み、寝返り・片足立ち・階段で強まることが多いです。腰の痛みは、腰の背骨のまわりが痛み、前かがみや長く座ると強まることが多く、腰椎椎間板ヘルニアでは脚がしびれることもあります。

両方が重なっていることもあるので、当院では腰と骨盤の両方を確かめます。くわしくはぎっくり腰・腰椎椎間板ヘルニアのページを、運動で恥骨のまわりが痛む方は恥骨・坐骨の疲労骨折のページもご覧ください。

骨盤の痛み:お尻の上・恥骨のまわり。寝返り・片足立ち・階段で痛む。腰の痛み:腰の背骨のまわり。前かがみ・長く座ると痛む。脚がしびれることも。両方が重なることもあります。まず当院で、両方を確かめます。

それでもお困りなら

永田接骨院 院長の永田です。
あなたのお悩みの解決をサポートします。

当院では、妊娠中・産後の腰と骨盤の痛みが、骨盤のつなぎ目から来るのか、腰から来るのかを、痛む場所と動きでしっかり確かめています。

骨盤の骨そのものを動かすのではなく、骨盤まわりの筋肉を調整し、骨盤ベルトや抱っこ・授乳の工夫で負担を減らします。危ないサインがあるときは産婦人科へ、腰の病気など重いものが考えられるときは、精密検査のできる病院を当院からご紹介しています。

また、当院は運動療法を大切にしています。妊娠中の時期に合わせた運動から、産後の骨盤を支える運動、家事・仕事・スポーツへの復帰まで、段階的に行っています。

妊娠中・産後の腰や骨盤の痛みでお困りなら、まず当院へご連絡ください。お子さん連れでも大丈夫です。受付時間内はお電話、休日・祝日・時間外はLINEで、来院できる日時をご相談します。

この記事の監修:永田接骨院 院長 永田 和平(ながた わへい)
柔道整復師(13年目)。米田病院・よねだクリニックでアキレス腱断裂などの保存療法を学び、2018年から永田接骨院へ。日本臨床スポーツ医学会・日本足の外科学会 会員。日本足の外科学会などで学会発表、日本足の外科学会誌に論文掲載。
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