〒470-0331 愛知県豊田市平戸橋町永和131
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東海環状自動車道「豊田勘八IC」より車で7分

※土曜日は~18:30まで開院、定休日:木曜午後・日曜・祝祭日
☆第2,3,4,5木曜午前のみ開院、第1木曜日はお休み

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変形性股関節症(足の付け根の痛み)

足の付け根が痛むなら、変形性股関節症かもしれません

変形性股関節症は、股関節の軟骨が少しずつすり減り、足の付け根・お尻・ひざが痛む病気です。痛みが出やすいのは女性です。

日本では、股関節の受け皿が生まれつき浅いこと(臼蓋形成不全)が一番の原因です。「年のせい」とがまんしているうちに、すり減りが進むことがあります。

当院は、運動療法を大切にしています。

豊田市の永田接骨院では、まず股関節の動きと歩き方を確かめ、施術・運動療法と暮らしの工夫で、すり減りを進ませない体をめざします。

受け皿が浅いと、一か所に体重が集中します
股関節の軟骨がすり減り、足の付け根・お尻・ひざが痛む(右の股関節を前から見た図)

こんな症状はありませんか?

  • 立ち上がり・歩き始めに、足の付け根が痛い
  • 足の付け根・お尻・ひざが痛む
  • 靴下をはく・足の爪を切るのがつらい
  • 長く歩くと痛む・足を引きずる
  • 子どものころ「股関節が外れやすい」と言われた

変形性股関節症は、受け皿が浅いと起こりやすい

股関節は、太ももの骨の丸い頭(骨頭)が、骨盤の受け皿にはまった関節です。受け皿が浅いと、骨頭を支える面がせまくなり、一か所に体重が集中します。

その負担が長く続くと、受け皿のふちや関節の軟骨が少しずつ傷み、すり減っていきます。

日本では、受け皿が浅いことが一番の原因
正常:受け皿が骨頭を深く包む。受け皿が浅い股関節:せまい所に体重がかかる。右の股関節を前から見た図。水色は関節の軟骨です。日本では、受け皿が浅いこと(臼蓋形成不全)が一番の原因です。

  1. 受け皿が浅い(臼蓋形成不全):日本の股関節症で一番多い原因です。子どものころに「股関節が外れやすい」と言われた方もいます。
  2. 年齢:年とともに、軟骨はすり減りやすくなります。
  3. 体重:体重が増えると、股関節にかかる負担も増えます。
  4. 股関節に負担のかかる動き:重い物を持つ・長く立つ・正座やしゃがむ動きが多い暮らしなど。

※当てはまるものがあっても、必ず股関節症になるわけではありません。

放っておくと、軟骨のすり減りが進むことも

変形性股関節症は、軟骨が少しずつすり減り、骨の形が変わっていく病気です。痛いからと動かさないでいると、股関節のまわりの筋肉が弱り、さらに歩きにくくなります。

かばって歩くと、腰やひざにも負担がかかります。「腰やひざの痛み」と思っていたら股関節だった、ということもあります。

軟骨が少しずつすり減り、骨が変わっていく
1. 受け皿が浅い:ふちの関節唇に負担。2. 軟骨がすり減る:関節唇が傷み、すき間がせまくなる。3. 骨のとげができる:傷んだ関節唇が骨に変わる。関節唇は、受け皿のふちのやわらかい軟骨です。かばって歩くと、腰やひざにも負担がかかります。

  1. 受け皿が浅い:受け皿のふちのやわらかい軟骨(関節唇)に負担がかかります。
  2. 軟骨がすり減る:関節唇が傷み、関節の軟骨がすり減って、骨と骨のすき間がせまくなります。
  3. 骨のとげができる:傷んだ関節唇が骨に変わり、骨頭の下にも骨のとげができます。

痛くて動かさない → 筋肉が弱る・股関節が固まる → 歩く・立つのがつらい、と悪い流れになると、人工股関節の手術を考えることもあります。だから、すり減る前の早めの対応が大切です。子どもの股関節の痛みは単純性股関節炎、骨頭の血の流れが悪くなる病気は特発性大腿骨頭壊死症のページもご覧ください。

研究でわかっていること

変形性股関節症については、日本を中心に多くの研究が行われています。ここでは、その一部をご紹介します(数字は研究の報告で、当院の成績ではありません)。

日本では、受け皿が浅いことが一番の原因です
2022年に日本の12の病院で新しく変形性股関節症と診断された1,095人(1,381の股関節)を調べた研究では、約4つに3つ(73.8%)が、受け皿が浅いこと(臼蓋形成不全)から起きていました。大きな病院を受診した人の研究です。

受け皿が浅いことが一番の原因
日本の12病院・1,095人(2022年):新しく変形性股関節症と診断された股関節のうち:約4つに3つは、受け皿が浅いこと(臼蓋形成不全)から。受け皿が浅いことから 73.8%。(出典:Sato T, et al. J Bone Joint Surg Am 2024)※大きな病院を受診した人の研究です(当院の成績ではありません)。

出典:Sato T, et al. J Bone Joint Surg Am 2024(日本の12病院で2022年に新しく診断された1,095人・1,381股)

受け皿が浅い人は、変形が進みやすい
日本の都市・山村・漁村の住民2,975人を平均7年追った研究では、受け皿が浅い人は、そうでない人より、股関節の変形が進みやすさが約15倍でした。進んだ人の数が少なく、幅のある数字です。

受け皿が浅いと言われたことがある方は、痛みが軽いうちからご相談ください。

出典:Iidaka T, et al. Osteoarthritis Cartilage 2020(ROAD研究の住民2,975人、平均7.1年)

受け皿が浅い人は、変形が進みやすい
日本の住民2,975人・平均7年:受け皿が浅い人は、そうでない人より変形が進みやすさが:約15倍。進んだ人の数が少なく、幅のある数字です。(出典:Iidaka T, et al. Osteoarthritis Cartilage 2020)だから、すり減る前に。受け皿が浅いと言われたことがある方、子どものころ「股関節が外れやすい」と言われた方は、早めにご相談ください。「年のせい」とがまんせず、早めに股関節を守りましょう。

運動療法で、手術までの期間がのびた研究があります

股関節症の109人を「運動療法+説明」の組と「説明だけ」の組に分けて6年追ったノルウェーの研究では、運動療法の組は、人工股関節の手術までの期間が約2年長くなりました(手術までの期間の真ん中の値が5.4年と3.5年)。また、9つの研究・549人のまとめでは、運動療法で痛みが減り、終えて3〜6か月後も痛みは軽いままでした。

当院でも、お尻・太もも・体幹の筋肉をきたえる運動療法を中心に進めます。

出典:Svege I, et al. Ann Rheum Dis 2015(股関節症の109人、6年)/Fransen M, et al. Cochrane 2014(9研究・549人のまとめ)

当院の3つの施術

確かめる・負担を減らす・きたえるの3つを組み合わせて、すり減りを進ませない体をめざします。

まず当院で、股関節の動きと歩き方を確かめます

脚を開く・内にひねる動き、歩き方、押して痛む所を確かめ、腰やひざの痛みとの見分けもします。必要に応じてエコーで股関節のまわりを確かめます。

多くは当院で施術・運動療法を行います。変形が進んでいるなど重いときは、精密検査をご紹介します(その場合は病院の方針に合わせます)。

まず当院で、股関節の動きと歩き方を確かめます
まず当院で確かめる(股関節の動き・エコー)。多くは当院で施術・運動療法。重いときは精密検査(病院へご紹介)。

股関節に負担をかけない、暮らしの工夫

股関節のまわりの筋肉を手でゆるめ、動きを整えます。あわせて、ふだんの暮らしで股関節に負担をかけない工夫を一緒に考えます。

長く歩く・階段では杖を痛い脚と反対の手で、床に座る・布団はいす・ベッドに、正座・あぐら・しゃがむ動きはいすに、重い物は小分け・カートで運ぶ、などです。

股関節に負担をかけない工夫
長く歩く・階段、➜杖を痛い脚と反対の手で。床に座る・布団、➜いす・ベッドにかえる。正座・あぐら・しゃがむ、➜いすに座る。重い物を持つ、➜小分け・カートで運ぶ。

股関節を支える体をつくる運動療法

当院がとくに大切にしているのが、運動療法です。股関節を支えるお尻・太もも・体幹(おなか・背中)の筋肉をきたえ、体重をふやさないことで、股関節の負担を減らします。台に上がる・いすから立ち上がるなど、日常の動きをそのまま練習する運動も取り入れます。

台に上がる・横向きで脚を上げる

当院の運動療法(一例)

どんなに良い運動療法も、やり方を間違えると、かえって股関節に負担がかかります。当院では、痛みと動きを見ながら、その方に合った運動を選びます。

  1. 台に上がる 低い台に片足ずつ上がり、ゆっくり下ります。階段の上り下りの練習です。
  2. 横向きで脚を上げる 横向きに寝て、上の脚をまっすぐ上げます。お尻の横の筋肉をきたえます。
  3. いすから立ち上がる いすから立ち上がり、ゆっくり座ります。太ももとお尻の筋肉をきたえます。
  4. エアロバイク 体重をかけずに、股関節を動かします。

台に上がる・いすから立ち上がるは、デンマークの GLA:D などのプログラムでも行われている、日常の動きを練習する運動です。運動の種類は、痛みと症状を見てお伝えします。

運動は一例です。当院の運動療法(一例)
台に上がる:低い台に片足ずつ上がり、ゆっくり下りる。横向きで脚を上げる:横向きに寝て、上の脚をまっすぐ上げる。いすから立ち上がる:いすから立ち上がり、ゆっくり座る。エアロバイク:体重をかけずに、股関節を動かす。痛みのない範囲で行います。内容は痛みと症状を見てお伝えします。

台に上がる、横向きで脚を上げる、いすから立ち上がる、エアロバイクの運動の一例です。痛みのない範囲で行い、痛みが強くなるときは無理をせず、ご相談ください。

当院がおすすめする通院のペース

通院のペースは、症状によって変わります。

  1. はじめの時期はなるべく毎日:股関節の動きと歩き方を確かめ、痛みをやわらげます。
  2. 良くなってきたら週3回:運動療法を進めていきます。
  3. さらに良くなったら週2回:ご自身で続けられる運動と暮らしの工夫を身につけます。
  4. リハビリ完了時に最終確認:歩き方・片脚立ち・股関節の動く範囲をあわせて確かめます。

回数を減らすタイミングは、症状を見て、こちらからお伝えします。精密検査をご紹介した場合は、病院の方針に合わせます。

困ったときは、いつでもご相談ください

こんなときは、すぐご連絡を

  • 転んだあと、足の付け根が痛くて立てない・歩けない
  • 脚の向きが変わった・脚が短く見える
  • 高い熱があり、股関節が強く痛む

骨折などのことがあります。まず当院へご連絡ください(受付時間内はお電話、休日・時間外はLINEへ)。動けないほど痛むときは、無理に動かず119番を。

おうちで守ってほしいこと

  • 痛いからと、まったく動かさない
  • 正座・あぐら・深くしゃがむ動きを続ける
  • 痛む脚で、重い物を持ち続ける
  • 「年のせい」とがまんし続けない(まず当院へ)

変形性股関節症に関するよくあるご質問

ここでは、「変形性股関節症」に関するよくあるご質問をご紹介します。

変形性股関節症は、手術しかないのですか?

多くは、運動療法と暮らしの工夫から始めます。

股関節症の109人を6年追った研究では、運動療法を受けた人は、人工股関節の手術までの期間が約2年長くなりました。運動療法で痛みが減ったという研究のまとめもあります。

当院では、まず股関節の動きと歩き方を確かめ、施術・運動療法と杖や暮らしの工夫を進めます。変形が進んでいるなど重いときは、精密検査をご紹介します。

股関節症の109人・6年:運動療法を受けた人は、人工股関節の手術までが:約2年のびた。運動療法+説明。5.4年。説明だけ。3.5年。手術までの期間の真ん中の値。(出典:Svege I, et al. Ann Rheum Dis 2015)9つの研究・549人のまとめ:3〜6か月後。(出典:Fransen M, et al. Cochrane 2014)※研究の報告です(当院の成績ではありません)。

痛いときは、動かさないほうがいいですか?

まったく動かさないと、かえって歩きにくくなります。

痛くて動かさないでいると、股関節のまわりの筋肉が弱り、股関節が固まって、さらに歩くのがつらくなります。

痛みのない範囲で、体重をかけずにできる運動(エアロバイクなど)から始め、杖を痛い脚と反対の手で使う・正座やしゃがむ動きを減らすなど、負担を減らしながら動かすことが大切です。どこまで動かしてよいかは、当院で確かめてお伝えします。

単純性股関節炎や大腿骨頭壊死症とは、ちがうのですか?

どれも股関節の痛みですが、起こり方がちがいます。

変形性股関節症は、受け皿が浅いことなどから軟骨が少しずつすり減る病気で、中高年の女性に多くみられます。単純性股関節炎は主に子どもの股関節の痛み、特発性大腿骨頭壊死症は骨頭の血の流れが悪くなり、骨がつぶれる病気です。

くわしくは単純性股関節炎・特発性大腿骨頭壊死症のページを、転んだあとの足の付け根の痛みは大腿骨頸部骨折のページをご覧ください。

股関節の軟骨がすり減り、足の付け根・お尻・ひざが痛む(右の股関節を前から見た図)

それでもお困りなら

永田接骨院 院長の永田です。
あなたのお悩みの解決をサポートします。

当院では、足の付け根の痛みを「年のせい」と決めつけず、股関節の動き・歩き方、腰やひざとの見分けをしっかり確かめています。

そのうえで、施術と運動療法、杖や暮らしの工夫で、すり減りを進ませない体をめざします。重いときは、精密検査をご紹介します。

「長く自分の脚で歩ける」ように、一緒に取り組みましょう。休みの日・時間外も、LINEでできるかぎり対応します。

この記事の監修:永田接骨院 院長 永田 和平(ながた わへい)
柔道整復師(13年目)。米田病院・よねだクリニックでアキレス腱断裂などの保存療法を学び、2018年から永田接骨院へ。日本臨床スポーツ医学会・日本足の外科学会 会員。日本足の外科学会などで学会発表、日本足の外科学会誌に論文掲載。
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