〒470-0331 愛知県豊田市平戸橋町永和131
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足底腱膜の痛み(朝の一歩目のかかとの痛み)

朝の一歩目でかかとが痛むなら、足底腱膜の痛みかもしれません

痛むのは、足の裏の膜のかかとの付け根です

足の裏には、かかとから指の付け根までのびる、丈夫な膜(足底腱膜)があります。この膜は、土踏まずを下から支え、歩くたびに体重を受け止めています。この足底腱膜のかかとの付け根が傷つき、炎症が起きた状態を「足底腱膜炎(そくていけんまくえん)」といいます。

長く立つ・歩く・走るをくり返すと、膜のかかとの付け根が少しずつ傷み、朝起きて最初の一歩や、座ったあとの立ち上がりで、かかとがズキッと痛むようになります。立ち仕事の方や中高年の方、ランナーに多く見られます。「年のせい」「そのうち良くなる」とがまんしているうちに、長引いてしまう方もいます。

当院は、運動療法を大切にしています。

豊田市の永田接骨院では、エコーで膜の厚さを確かめ、足の裏を支える工夫と、立つ時間・走る量の調整、運動療法で回復を助けます。

こんな症状はありませんか?

  • 朝起きて最初の一歩が、かかとに響く
  • 座ったあと、立ち上がって歩き出すと痛い
  • かかとの内側の少し前を押すと痛い
  • 長く立つ・歩くと、夕方にかかとが痛む
  • 歩いているうちに少し楽になるが、休むとまた痛む

痛む場所は、足の裏の膜の「かかとの付け根」です

正常・足底腱膜の痛み

痛むのは、かかとの裏の、内側の少し前です。足の裏の膜がかかとの骨に付いている所で、押すとはっきり痛むのが特徴です。

朝起きてすぐや、座ったあとの最初の一歩で強く痛み、歩いているうちに少し楽になることが多いです。痛みが続くと、付け根の膜が厚く、かたくなっていきます。

  1. 正常:足の裏の膜(足底腱膜)が、かかとから指の付け根までのび、土踏まずを支えています。
  2. 足底腱膜の痛み:膜のかかとの付け根が厚く腫れて、傷みます。

右足を内側(土踏まずの側)から見たところです。かかとの後ろの痛みについては、アキレス腱損傷のページでご紹介しています。

足底腱膜炎はなぜ起こるのでしょう

足底腱膜は、歩くたびに引きのばされ、土踏まずがつぶれないように支えています。立つ時間や歩く・走る量が多い、体重が重い、ふくらはぎがかたく足首が反りにくいといった条件が重なると、膜がかかとを引っぱる力がくり返し強くかかり、かかとの付け根が少しずつ傷んでいきます。アメリカの研究では、足首を反らす動きがかたい人ほど、なりやすい結果でした。

出典:Riddle DL, et al. J Bone Joint Surg Am 2003;85:872-7

こんな方に起こりやすくなります

  1. 長く立つ・歩く(立ち仕事):仕事中ほとんど立っている人は、なりやすい結果でした。
  2. 体重が重め:かかとと足の裏にかかる負担が大きくなります。
  3. ふくらはぎ・足首がかたい:足首が反りにくいと、膜が強く引っぱられます。
  4. はだし・うすい靴:かかとのクッションが少なく、負担がかかりやすくなります。

研究でわかっていること

足底腱膜の痛みについては、国内外で研究が行われています。ここでは、その一部をご紹介します(数字は研究の報告で、当院の成績ではありません)。

かかとの裏の痛みは、めずらしくありません
イギリスで50歳以上の5,109人に聞いた調査では、約10人に1人(9.6%)が、この1か月にかかとの裏の痛みがあったと答えました。また、アメリカで足底腱膜を痛めた50人と、年齢・性別をそろえた痛みのない100人をくらべた研究では、仕事中ほとんど立っている人は約3.6倍、体重が重めの人(BMI 30超)は約5.6倍なりやすい結果でした(なっていない人とくらべた関連の強さです)。立ち仕事の方や、体重が増えてきた方は、早めのケアが大切です。

立ち仕事の方や、体重が増えてきた方は早めのケアを

出典:Thomas MJ, et al. BMC Musculoskelet Disord 2019;20:337(イギリスの50歳以上5,109人のアンケート)/Riddle DL, et al. J Bone Joint Surg Am 2003;85:872-7(50人と100人の比較)

がまんして歩き続けると、長引くことも
痛みが続くと、膜の付け根が腫れ、やがて厚く、かたくなっていきます。痛むかかとをかばって、かかとをつけずに歩くと、歩き方が変わり、ふくらはぎがかたくなって、ひざや腰にも負担がかかります。

デンマークの病院でエコーで診断された174人を、症状が出てから平均9.7年後に調べた研究では、約半数(54%)は症状がなくなっていた一方で、約2人に1人(46%)にはまだ症状がありました(注射などの治療を受けた人もふくむ、病院の患者さんの研究です)。だからこそ、痛みが軽いうちに見きわめて、長引かせないことが大切です。

出典:Hansen L, et al. Orthop J Sports Med 2018;6:2325967118757983

がまんして歩き続けると、長引くことも

運動療法と、足の裏を支える工夫が、回復の中心です

かかとの痛みの48人を2つの組に分けたデンマークの研究では、指の下にタオルを入れて片足でかかとを上げ下げする運動の組は、ストレッチの組より、3か月後の足の働きが良い結果でした(1年後は2つの組に差がなくなった、人数の少ない研究です)。また、51の研究(4,351人)と専門家の意見をまとめた指針では、テーピングと足の裏の膜のストレッチ、痛みのしくみや靴についての説明が、治療の中心とされています。

当院ではエコーで膜の厚さを確かめ、テーピング・足底板・靴の見直しと、立つ時間・走る量の調整で負担をへらしながら、運動療法でくり返さない足をつくります。

出典:Rathleff MS, et al. Scand J Med Sci Sports 2015;25:e292-300(48人)/Morrissey D, et al. Br J Sports Med 2021;55:1106-18(51研究のまとめ)

当院の3つの施術

確かめる・支える・動かすの3つを組み合わせて、回復を助けます。

エコーで、膜の厚さを確かめます

エコーのイメージ図(当院作成)

かかとの裏からエコーを当て、足の裏の膜の付け根の厚さや、黒っぽく腫れていないかを、痛くない側とも比べながら確かめます。研究をまとめた報告では、痛む人の膜は、痛みのない人より平均約2mm厚いことが分かっています。画面を一緒に見ながらご説明します。

骨折など、ほかのけがが疑われるときや、痛みが強く長引くときは、精密検査のできる病院をご紹介します。

出典:McMillan AM, et al. J Foot Ankle Res 2009;2:32

足の裏を支えて、立つ時間や走る量を調整します

テーピング・足底板・靴の見直しと量の調整

土踏まずを支えるテーピングや、足の裏から支える足底板(インソール)で、膜がかかとを引っぱる力を減らします。靴はクッションや大きさを見直し、はき方もお伝えします。

痛みが強いときは走るのをお休みして立つ時間も短く、少し痛いときは走る・歩く量をへらし、痛みがなくなったら少しずつもどします。休むだけにせず、足に負担の少ないできる運動をお伝えします。

運動療法で、くり返さない足へ

タオルを使うかかと上げ・ふくらはぎを伸ばす

当院がとくに大切にしているのが、運動療法です。ふくらはぎ・足の裏・お尻の筋肉を整えて、足の裏だけでなく脚全体で体を支え、かかとの付け根への負担をへらします。

走る・長く歩く量は、痛みを見ながら少しずつもどします。

当院の運動療法(時期別)

どんなに良い運動療法も、時期とやり方を間違えると、痛みがぶり返したり、回復が遅れたりします。当院では、足の状態に合わせて段階を進めます。

  1. 痛みが強いあいだも:横向きで脚上げ 横向きに寝て、上の脚を上げます。かかとに体重のかからないお尻の運動で力を保ちます。
  2. 痛みが落ち着いたら:ふくらはぎを伸ばす 壁に手をついて、うしろの脚を伸ばします。
  3. 痛みが落ち着いたら:足の指でタオル寄せ いすにすわって、足の指でタオルを寄せます。
  4. 力がついてきたら:かかと上げ 指の下にタオルを入れて、かかとを上げ下げします。

進め方は、足の状態を見てお伝えします。運動療法の終わりは、朝の一歩目や歩き方・片足でのかかと上げ・左右の差などの動きと、腫れや痛み・エコーで見た膜の厚さ・足首の動く範囲などの足の状態をあわせて決めます。

当院の運動療法

痛みが強いあいだも横向きで脚上げを続け、痛みが落ち着いたらふくらはぎを伸ばす・足の指でタオル寄せ、力がついてきたら指の下にタオルを入れたかかと上げへ進みます。

当院がおすすめする通院のペース

通院のペースは、症状によって変わります。

  1. はじめの時期はなるべく毎日:エコーで確かめ、テーピング・足底板で足の裏を支え、運動療法を行います。
  2. 良くなってきたら週3回:運動療法の段階を進めていきます。
  3. さらに良くなったら週2回:歩き方や、立つ・歩く・走る量を見直します。
  4. リハビリ完了時に最終確認:動きと足の状態をあわせて確かめます。

かかとの痛みが落ち着くまで、通院を続けることが大切です。回数を減らすタイミングは、症状を見て、こちらからお伝えします。

困ったときは、いつでもご相談ください

こんなときは、すぐご連絡を

  • かかとが赤く腫れる、熱をもつ
  • 体重をかけられない、歩けない
  • 休んでいても・夜も、かかとが強く痛む
  • 足の裏やかかとが、しびれる・感覚がにぶい

おうちで守ってほしいこと

  • 痛みをこらえて走る・長く歩くを続けない
  • はだしや、うすい靴・スリッパで長く過ごさない
  • 痛む所を、強くもんだりボールで押したりしない
  • テーピングや足底板(インソール)を自分の判断でやめない

足底腱膜の痛みに関するよくあるご質問

ここでは、朝の一歩目のかかとの痛み「足底腱膜の痛み」に関するよくあるご質問をご紹介します。

朝の一歩目だけ痛くて、歩くと楽になります。様子を見ていてよいですか?

足底腱膜の痛みによく見られる特徴です。早めにご相談ください。

朝の一歩目や、座ったあとの立ち上がりで痛み、歩くうちに楽になるのは、足底腱膜の痛みによく見られる特徴です。楽になっても、膜の付け根の傷みが落ち着いたわけではなく、がまんして歩き続けると長引くことがあります。

早めにご相談ください。当院ではエコーで膜の厚さを確かめ、足の裏を支える工夫と運動療法をお伝えします。

「かかとの骨にとげ(骨棘)がある」と言われました。取らないといけませんか?

痛みの多くは、とげではなく膜の付け根の傷みから来ています。

かかとの骨のとげは、痛む人に多く見られますが、とげがあっても痛まない人もいます。痛みの多くは、とげではなく膜の付け根の傷みから来ていて、テーピングや足底板、靴の見直し、運動療法などの手術をしない治療で落ち着いていくことが多いです。

痛みが強く長引くときは、精密検査のできる病院をご紹介します。

足底腱膜炎は、子どものかかとの痛みとはちがうのですか?

痛む所も、しくみもちがいます。

小学生〜中学生のスポーツをする子のかかとの痛みは、成長中のかかとの骨の端が引っぱられて痛む「シーバー病」のことが多く、大人の足底腱膜炎(足底腱膜の痛み)とは痛む所もしくみもちがいます。くわしくはシーバー病のページをご覧ください。

当院では痛む場所とエコーで確かめ、年齢に合わせたケアをお伝えします。

それでもお困りなら

永田接骨院 院長の永田です。
あなたのお悩みの解決をサポートします。

当院では、エコーで、足の裏の膜の厚さをしっかり確かめています。

そのうえで、テーピングや足底板、靴の見直しで足の裏を支え、痛みに合わせて立つ時間や走る量を調整し、運動療法でくり返さない足をつくります。

また、当院は運動療法を大切にしています。痛みが強いあいだから、歩く・走るに戻るまで、段階的に行っています。

朝の一歩目のかかとの痛みでお困りなら、お気軽にご相談ください。休みの日・時間外も、できるかぎり対応します。

この記事の監修:永田接骨院 院長 永田 和平(ながた わへい)
柔道整復師(13年目)。米田病院・よねだクリニックでアキレス腱断裂などの保存療法を学び、2018年から永田接骨院へ。日本臨床スポーツ医学会・日本足の外科学会 会員。日本足の外科学会などで学会発表、日本足の外科学会誌に論文掲載。
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