〒470-0331 愛知県豊田市平戸橋町永和131
名鉄三河線「平戸橋駅」から徒歩3分
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※土曜日は~18:30まで開院、定休日:木曜午後・日曜・祝祭日
☆第2,3,4,5木曜午前のみ開院、第1木曜日はお休み
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前脛腓靱帯損傷(ぜんけいひじんたいそんしょう)は、すねの2本の骨(脛骨と腓骨)を足首の少し上でつないでいる靱帯(じんたい:骨どうしをつなぐ組織)のけがです。「足首の上の捻挫(ハイアンクルスプレイン)」とも呼ばれます。
ふつうの足首の捻挫は外くるぶしの下が痛みますが、このけがは足首の前・上が痛み、ふつうの捻挫より回復に時間がかかりやすいのが特徴です。腫れが少なくても靱帯が傷んでいることがあり、「捻挫がなかなか治らない」と来院される部活の方も少なくありません。
当院は、運動療法を大切にしています。
豊田市の永田接骨院では、エコーで靱帯と骨のすき間を確かめ、けがの程度に合わせた固定と運動療法で回復を助けます。
足首の捻挫の多くは、足首を内側にひねって、外くるぶしの下の靱帯を傷めるけがです。前脛腓靱帯損傷は、それより上、すねの2本の骨のあいだの靱帯を傷めるけがで、痛むのは足首の前・上です。
この靱帯は、2本の骨をしっかり束ねて、足首の骨(距骨)をはさみこむ「受け皿」を作っています。切れると受け皿がゆるみ、体重をかけるたびに2本の骨のすき間が開こうとします。そのため、ふつうの捻挫より長引きやすいけがです。
ふつうの足首の捻挫については、足関節捻挫(ねんざ)のページで詳しくご紹介しています。
前脛腓靱帯損傷については、国内外で研究が行われています。ここでは、その一部をご紹介します(数字は研究の報告で、当院の成績ではありません)。
ふつうの捻挫より長引きやすいけがです
アメリカの陸軍士官学校で記録された足首の捻挫1,344件を調べた研究では、この靱帯が一部切れた人は、重いふつうの捻挫の人より、回復にほぼ2倍の日数がかかりました(55日と28日)。同じ学校の足首のけが104件を6か月追った別の研究でも、捻挫のあと症状が残ることをいちばんよく予測したのは、重さにかかわらず、この靱帯のけがでした。どちらも若い学生の研究です。
すき間が開いたままだと、関節に負担がかかります
靱帯が切れたままだと、2本の骨のすき間が開き、足首の骨(距骨)が外へずれやすくなります。ご遺体の足首23関節を使った実験では、足首の骨が外へ1mmずれただけで、すねの骨と接する面積が平均42%(約4割)へりました。接する面がへると、一部に体重が集中し、軟骨がすり減りやすくなると考えられています。すき間が開いたままにすると、足首のぐらつきや長引く痛みにつながり、手術が必要になることもあります。だから、最初にすき間が開いていないかを確かめることが大切です。
出典:Ramsey PL, Hamilton W. J Bone Joint Surg Am 1976;58:356-7(ご遺体の足首を使った実験)
ヨーロッパの足の外科・スポーツ医学の学会がまとめた合意とガイドライン(2016年)では、この靱帯のけがを「安定したけが」と「不安定なけが(すき間が開くけが)」に分け、安定したけがは手術をせず固定して治療し、不安定なけがは手術で治療するとされています。
手術をしなかった選手は、平均約40日でスポーツに復帰したという報告もあります(18の研究、1,133件のまとめ。おもにトップ選手で、手術をしなかった人は軽いけがが多い研究です)。診察だけでは重さを決めきれないため、エコーなどの画像で確かめることが大切です。
当院ではエコーで靱帯とすき間を確かめ、すき間が大きく開いているときは、すぐに精密検査と手術のできる専門の病院をご紹介します。安定したけがは、固定と運動療法で回復を助けます。
出典:van Dijk CN, et al. Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc 2016;24:1200-16(ESSKA-AFAS の合意とガイドライン)/Salameh M, et al. Foot Ankle Orthop 2022;7:24730114221096482(18研究のまとめ)
確かめる・固定する・動かすの3つを組み合わせて、回復を助けます。
足首の前から、前脛腓靱帯が切れていないか、すねの2本の骨のすき間が開いていないかを、けがのない側とも比べながらエコーで確かめます。足先を外へ向けたときにすき間が広がるかも見ます。画面を一緒に見ながらご説明します。
健康な人のすき間は約4mmで、足先を外にひねってもほぼ変わらないと報告されています(健康な人110人の研究:Mei-Dan O, et al. BMC Sports Sci Med Rehabil 2013)。すき間が大きく開いているときは、精密検査のできる病院をご紹介します。
軽いけがは、足首の上をしっかり巻くテーピングで、2本の骨が開かないように支えます。すき間が開きそうなけがは、ギプスやシーネ(板を添える固定)でしっかり固定します。
固定のあいだは、松葉杖で足首に体重をかけすぎないようにすることもあります。
どんなに良い運動療法も、時期とやり方を間違えると、痛みがぶり返したり、回復が遅れたりします。当院では、足首の状態に合わせて段階を進めます。
進め方は、足首の状態を見てお伝えします。スポーツへの復帰は、片脚のバランスや走る・跳ぶ・切り返しの動きと、腫れや痛み・エコーで見た靱帯とすき間・動く範囲などの足首の状態をあわせて決めます。
ここでは、「前脛腓靱帯損傷(足首の上のねんざ)」に関するよくあるご質問をご紹介します。
足首の前・上が痛む、つま先を外に向けると痛い、すねを横からはさむと痛むといったときは、前脛腓靱帯損傷のことがあります。ふつうの捻挫より回復に時間がかかりやすいけがです。
当院ではエコーで靱帯とすき間を確かめ、必要なときは精密検査のできる病院をご紹介します。
すき間が開かない安定したけがは、手術をせず、固定と運動療法で治療することが多いです。すき間が大きく開く不安定なけがは手術が必要になることがあり、その場合は専門の病院をご紹介します。
だからこそ、最初にすき間を見きわめることが大切です。
当院では、エコーで、足首の前の靱帯と骨のすき間をしっかり確かめています。
そのうえで、すき間が大きく開いているときはすぐに専門の病院をご紹介し、安定したけがは、けがの程度に合わせて固定し、運動療法で回復を助けます。
また、当院は運動療法を大切にしています。固定のあいだから、走る・跳ぶ・切り返しの動きに戻るまで、段階的に行っています。
「捻挫がなかなか治らない」とお困りなら、お気軽にご相談ください。休みの日・時間外も、できるかぎり対応します。
この記事の監修:永田接骨院 院長 永田 和平(ながた わへい)
柔道整復師(13年目)。米田病院・よねだクリニックでアキレス腱断裂などの保存療法を学び、2018年から永田接骨院へ。日本臨床スポーツ医学会・日本足の外科学会 会員。日本足の外科学会などで学会発表、日本足の外科学会誌に論文掲載。
院長のプロフィールはこちら → 院長ごあいさつ
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