〒470-0331 愛知県豊田市平戸橋町永和131
名鉄三河線「平戸橋駅」から徒歩3分
東海環状自動車道「豊田勘八IC」より車で7分

※土曜日は~18:30まで開院、定休日:木曜午後・日曜・祝祭日
☆第2,3,4,5木曜午前のみ開院、第1木曜日はお休み

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肘関節後方脱臼(ひじが外れた)

こんな症状はありませんか?

  • 転んで手をついたあと、ひじが動かせない
  • ひじの形がいつもと違う(後ろが出っぱって見える)
  • 腕を反対の手で支えていないと痛い
  • ひじが曲がったまま、伸ばせない
  • 指がしびれる・感覚がにぶい
  1. 腕を伸ばしたまま、転んで手をつく:いちばん多い形です。
  2. スポーツ中:バスケットボール・サッカー・柔道・ラグビー・体操など、転んだり人とぶつかったりする競技で起こりやすくなります。
  3. 自転車やスケートボードで転ぶ:勢いのまま手をつくと、ひじに大きな力がかかります。
  4. 高い所から落ちる:遊具や脚立から落ちて、手をついたときにも起こります。

子どものひじが「抜けた」ように腕を動かさないときは、別のけが(肘内障)のこともあります。どちらも、まず当院へご連絡ください。

外れたときは、無理に戻さず、腕を支えてご来院ください

外れたひじを、引っぱったりひねったりして無理に戻そうとすると、骨が欠けたり、ひじのまわりの神経や血管を傷めたりすることがあります。外れたままにしておくのも、腫れが強くなり、戻しにくくなります。

ひじが外れたと思ったら、次のようにして、早めにご来院ください。

外れたときは、反対の手で腕をそっと支え、自分や周りの人で無理に戻さず、冷やして(15〜20分冷やす→同じくらい休む)、すぐ当院へ。無理に戻すと、骨や神経を傷めることがあります。

  1. 腕をそっと支える:反対の手で、痛みの少ない楽な位置に支えます。
  2. 無理に戻さない:自分や周りの人で、引っぱったり、ひねったりしないでください。
  3. 冷やして、すぐ当院へ:15〜20分冷やす→同じくらい休む、をくり返しながら、早めにご来院ください。

受付時間内はお電話で、休日・祝日・時間外はLINEからご連絡ください。

研究でわかっていること

ひじの脱臼については、国内外で研究が行われています。ここでは、その一部をご紹介します(数字は研究の報告で、当院の成績ではありません)。

ひじの脱臼は、スポーツ中の10代に多いけがです
アメリカの救急の記録から、全国のひじの脱臼の数を見積もった研究では、約半分がスポーツ中に起こっていました。年代では10代がいちばん多く、男性はアメリカンフットボール、女性は体操やスケートで多くなっていました。

アメリカの肘の脱臼の調べでは、ひじが外れたうち約半分はスポーツ中で、年代では10代がいちばん多くなっていました(Stoneback 2012)。

出典:Stoneback JW, et al. J Bone Joint Surg Am 2012(アメリカの救急の記録をもとにした、ひじの脱臼の調べ)

長く固定するより、早めに動かした方が、動きの戻りが早くなります
骨折のない肘の脱臼の方を、くじ引きで「3週間ほどギプスで固定する」と「早めに動かす」の2つに分けて比べた研究では、早めに動かした方が、ひじの動きや仕事への戻りが早く、また外れる人も増えませんでした。おとなのひじの脱臼の治療をまとめた報告でも、固定するより早く動かす治療を支持する結果でした。

当院が、固定中からできる運動を始め、ひじを見ながら早めに動かしていくのは、このためです。

出典:Iordens GIT, et al. Br J Sports Med 2017(骨折のない肘の脱臼、早めに動かす治療とギプス固定の比較)/Taylor F, et al. Cochrane Database Syst Rev 2012(おとなのひじの脱臼の治療のまとめ)

3週間ほど固定するより、早めに動かした方が、動きの戻りが早く、また外れる人は増えませんでした(Iordens 2017)。動かし始める時期は、ひじを見て当院が決めます。

あおむけで腕を上げた形だと、外れにくい形で動かせます

あおむけで、腕を上げた形でひじを曲げ伸ばし。腕の重さが、ひじの関節を押さえるように働くので、外れにくい形で動かせます(Schreiber 2015)。

ひじの脱臼のあと、あおむけに寝て、腕を天井へ上げた形でひじを曲げ伸ばしする方法が報告されています。この形では、腕の重さがひじの関節を押さえるように働くため、外れにくい形で、早くから動かし始められます。この方法で動かした方の多くが、ひじの動きを取りもどしていました。

当院でも、ひじの状態を見ながら、この形の運動を取り入れています。

出典:Schreiber JJ, et al. J Hand Surg Am 2015(あおむけで腕を上げて動かす方法)

当院の3つの施術

確かめる・負担を減らす・動かすの3つを組み合わせて、回復をサポートします。

当院で整復し、指のしびれや色も確かめます

外れたひじは、当院で整復(元の位置に戻すこと)します。痛みが少なくなるよう、力を抜いた状態で、ゆっくり戻すことを心がけています。

整復の前と後には、指のしびれ・感覚、手や指の色、指の動きを確かめます。ひじの脱臼では、ひじのまわりの神経や血管を傷めることがあるためです。

骨折・脱臼も当院で対応できます。後日、病院で確定診断を受けていただき、その後は病院と連携して対応します。骨折が考えられるときは、当院から病院へ精密検査をご紹介します。

外れたひじを、当院で整復します。整復の前と後に、指のしびれ・色・動きを確かめます。

症状に合わせて、適切な固定をします

整復のあとは、ひじを曲げた形で、シーネ(板を添えて固定)と三角巾などで守ります。どの固定にするか、いつ外すかは、ひじを見て当院が決めます。

けがの直後は、まず冷やします。15〜20分冷やす→同じくらい休む、をくり返します。

固定は自分で外さない・ゆるめないでください。きつい・ゆるいと感じたら、そのままご来院ください。固定中は、手の指は動かしてよく、寝るときは腕の下にクッションを入れると楽です。指輪や腕時計は外しておきましょう。

シーネ+三角巾:ひじを曲げた形で固定します(どの固定にするかは当院が決めます)。直後は冷やす:15〜20分冷やす→同じくらい休む、をくり返します。固定は自分で外さない・ゆるめない。きつい・ゆるいときは、そのままご来院ください。

早めの運動療法で、固まらないひじにします

当院がとくに大切にしているのが、運動療法です。ひじは固まりやすい関節なので、固定中から動かせる所を動かし、ひじを見ながら早めに曲げ伸ばしを始めます。

あおむけで腕を上げた形の曲げ伸ばしや、手のひら返し、壁に手をつく運動で、ひじの動きと、腕全体で体を支える力を取りもどします。スポーツや仕事への復帰は、左右のひじを比べて判断します。

あおむけで曲げ伸ばし(腕を上げた形だと外れにくい)・壁に手をつく(腕全体で体を支える力)。早めに動かして、固まらないひじに。

当院の運動療法(時期別)

どんなに良い運動療法も、時期とやり方を間違えると、また外れたり、痛みが長引いたりします。当院では、ひじの状態に合わせて段階を進めます。

  1. 固定中から:手のグー・パー、肩甲骨を寄せる 固定していない指と肩は、固定中からこまめに動かします。指を動かすと腫れがおさえられ、肩を寄せる運動で肩を固まらせません。
  2. 動かし始めたら:あおむけで曲げ伸ばし、手のひら返し、壁に手をつく 腕を上げた形の曲げ伸ばしから始め、手のひらを上・下に返す運動、壁に手をついて腕全体で体を支える運動へ進めます。

運動を始める時期と進め方は、ひじを見てお伝えします。痛むときは休みましょう。

固定中から:手のグー・パー(指を動かして腫れをおさえる)・肩甲骨を寄せる(肩を固まらせない)。動かし始めたら:あおむけで曲げ伸ばし(腕を上げた形だと外れにくい)・手のひら返し(手のひらを上・下に返す)・壁に手をつく(腕全体で体を支える力)。運動を始める時期と進め方は、ひじを見てお伝えします。痛むときは休みましょう。

固定中から手のグー・パーと肩甲骨を寄せる運動、動かし始めたら、あおむけで曲げ伸ばし・手のひら返し・壁に手をつく運動へ進めます。

当院がおすすめする通院のペース

はじめの時期は毎日、良くなってきたら週3回、さらに良くなったら週2回。復帰の前に、痛みや動きを確かめて最終確認します。回数を減らすタイミングは、症状を見て、こちらからお伝えします。

  1. はじめの時期は毎日:固定と腫れを確かめ、物理療法を行います。
  2. 良くなってきたら週3回:ひじの動きを見て、運動を増やします。
  3. さらに良くなったら週2回:腕の力をつけていきます。
  4. スポーツ・仕事の前に最終確認:左右のひじを比べて判断します。

回数を減らすタイミングは、ひじを見て、こちらからお伝えします。

困ったときは、いつでもご相談ください

こんなときは、すぐ当院へご連絡を

  • 指がしびれる・感覚がにぶい
  • 手や指の色が悪い・冷たい
  • 腫れや痛みが強くなる
  • ひじがまた外れそうになる・固定がきつい

固定中でも、気になることがあれば、まず当院へご連絡ください。

おうちで守ってほしいこと

  • けがの直後は、まず冷やす(15〜20分→同じくらい休む)
  • 固定は自分で外さない・ゆるめない
  • 固定していない手の指は、こまめに動かす
  • 痛みが引いても、自己判断で重い物を持ったり、スポーツを再開したりしない

肘関節後方脱臼(ひじが外れた)に関するよくあるご質問

ここでは、「肘関節後方脱臼(ひじが外れた)」に関するよくあるご質問をご紹介します。

外れたひじは、自分で戻してもいいですか?

いいえ。無理に戻さず、腕を支えてご来院ください。

引っぱったり、ひねったりして無理に戻すと、骨が欠けたり、ひじのまわりの神経や血管を傷めたりすることがあります。反対の手で腕をそっと支え、冷やしながら、早めに当院へご来院ください。当院で整復し、整復の前と後に、指のしびれや色も確かめます。

腕をそっと支える(反対の手で、楽な位置に)・無理に戻さない(自分や周りの人で引っぱらない)・冷やして、すぐ当院へ。

しっかり固定して、長く安静にした方がいいですか?

長く固めるより、早めに動かした方が、動きの戻りが早いと報告されています。

ひじは固まりやすい関節です。研究では、3週間ほどギプスで固定するより早めに動かした方が、ひじの動きの戻りが早く、また外れる人も増えませんでした。当院では、固定中から指と肩を動かし、ひじを見ながら早めに曲げ伸ばしを始めます。動かし始める時期は、ひじを見て当院が決めます。

3週間ほど固定するより、早めに動かした方が、動きの戻りが早く、また外れる人は増えませんでした(Iordens 2017)。

骨折もしているかどうかは、分かりますか?

当院で確かめ、骨折が考えられるときは、病院へ精密検査をご紹介します。

ひじの脱臼では、ひじのまわりの骨が欠けていることがあります。当院では、ひじの形・腫れ・押して痛む所、指のしびれや色を確かめ、骨折が考えられるときは、精密検査のできる病院を当院からご紹介します。ご紹介した場合は、病院の方針に合わせて進めます。

骨折・脱臼も当院で対応できます。後日、病院で確定診断を受けていただき、その後は病院と連携して対応します。

まず当院で整復(しびれ・色・腫れも確かめます)→固定と早めの運動療法(方法と時期は当院が決めます)→骨折が考えられるときは、病院へ精密検査をご紹介します。

それでもお困りなら

永田接骨院 院長の永田です。
あなたのお悩みの解決をサポートします。

当院では、外れたひじを当院で整復し、整復の前と後に、指のしびれや色をしっかり確かめています。

整復のあとは、症状に合わせてシーネと三角巾などで固定し、ひじを見ながら早めに動かしていきます。骨折が考えられるときは、精密検査のできる病院を当院からご紹介しています。

また、当院は運動療法を大切にしています。固定中の指と肩の運動から、あおむけでの曲げ伸ばし、手のひら返し、壁に手をつく運動、スポーツや仕事への復帰まで、段階的に行っています。脱臼の施術については脱臼の保存療法のページもご覧ください。肩が外れたときは肩関節脱臼のページへ。

ひじが外れたかもしれないときは、無理に戻さず、まず当院へご連絡ください。受付時間内はお電話、休日・祝日・時間外はLINEで、来院できる日時をご相談します。

この記事の監修:永田接骨院 院長 永田 和平(ながた わへい)
柔道整復師(13年目)。米田病院・よねだクリニックでアキレス腱断裂などの保存療法を学び、2018年から永田接骨院へ。日本臨床スポーツ医学会・日本足の外科学会 会員。日本足の外科学会などで学会発表、日本足の外科学会誌に論文掲載。
院長のプロフィールはこちら → 院長ごあいさつ

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